夜兎族少女と銀魂キャラはヒーローに (ページ43)

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緊急事態ページ43

私と上鳴の戦いが終わり、次の試合が始まった。
私は他のみんなと一緒に観戦をしていた。

あ、木刀返さないといけないアル

prrrr prrrr

【土方】

土方から電話がかかってきた。
私は席を離れ、誰もいない場所で立ち止まる。

『もしもし』

土方「お前今どこにいる？」

『旅行？』

土方「ああ“？旅行だぁ！？」

『うん。なんかあったアルカ？』

土方「天人が勝手なことしてんだよ」

『種族は？』

土方「お前と同じ夜兎族だ。“戦の神”ってわかるか？そいつを探してるらしい」

戦の神………………私のことカ？
もし土方の言ってることが本当なら、そいつらは私を殺そうとしているネ。

『土方、その夜兎族は....』

松陽「夢主」

『っ』

殺していい

と言いたい。でも……

松陽「人を殺めてはいけません」

土方「どうした？」

『そいつらは危険アル。人間を殺しかねない。どうするかは土方たちが決めて。応援がいるなら私も行く』

大丈夫。向こうに戻ることはできるネ。こっちに来ることもできるアル。
今は江戸の安全を優先。

土方「なら頼む」

電話を切ってみんなのところに行く。
私の電話が長かったのか、はたまた試合が終わるのが早かったのか、丁度今から爆豪とお茶子の試合が始まろうとしていた。

私はそんなことお構いなしにコートに降りた。

爆豪「あ“？」

お茶子「夢主ちゃん？」

周りがうるさくなった。

ミッドナイト「夜兎さん？」

『私、辞退する』

「「「え！！？」」」

『んじゃ』

私はその場を立ち去ろうとしたが、周りに止められた。

爆豪「テメェ自分の言ってることわかってんのか！！」

『わかってる』

こんな話をしてる場合じゃない。

ミッドナイト「理由は？」

『知り合いの命が危ない』

「「「！？」」」

ミッドナイト「どういうこと？」

『話す時間が無駄』

爆豪「お前、俺と戦うのがこわいのか？だから逃げようと……」

は？なにコイツ

私は持っていた木刀を爆豪の首に当てた。

爆豪「……………は？」

爆豪は口を開け、呆けている。
それもそのはず。今の動きはみんなには見えないほどのスピードだった。

『いいか、よく聞け爆豪。私はお前よりも強い。現に今、お前は動けず呆けている』

爆豪「っテメェ」

『辞退していいよね？』(殺気)

「「「っ」」」

ミッドナイト「え、ええ」

私は刀を銀時に返して江戸に戻った。
銀時たちには事情を話し、残ってもらった。