検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:20,047 hit

第玖話 ページ11

翌日、いつも通りの時間に目覚め

身支度を済ませる

一つ違う事と言えば、今日は最終選別へと向かうことだろう

炭治郎は鱗滝さんから借りた羽織と日輪刀を、私は師匠が身に付けていたものを身に付ける

そして最後に厄除の面を被る

『鱗滝さん、本当にありがとうございました』

「…儂は何もしていない。感謝するなら雅濔にしてやってくれ」

『師匠に…?』

「嗚呼。ここまで育て上げて貰ったことを」

……師匠にはとても感謝している。でも、その師匠を育て上げたのは紛れも無く鱗滝さんだ

『……師匠を立派に育て上げて鬼殺隊にしたのは鱗滝さんなんです。だから、鱗滝さんにも感謝しないといけないんです』

そう言って私は笑う

その時、禰豆子ちゃんと話終えた炭治郎が私を呼ぶ

『行ってきます。必ず、生きて帰ってきます。だから、待っていて下さい』

私は炭治郎の元へと走った


彼はふと、昔の事を思い出した

それはまさに、彼女の師である氷室雅濔に同じ事を言われた事を

彼女は彼が育て上げた剣士の中でも特に才能のある子であった

その当時、他にも剣士になる子がいたが彼女だけは何かが違った

「鱗滝さん。私、必ず生きて帰ってきます。だから、待っていて下さい」

そう言って、彼女も同じ様に走っていった

第拾話→←第捌話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
69人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:出雲*弐式 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年8月20日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。