第八章 ページ10
数日後
私と二振りは、音駒高校の校門の前に立っていた
『二振りとも、準備は良い?』
「俺は大丈夫だ。それよりも旦那の方は…」
山姥切の方を見ると、完全に固まっている
『大丈夫だよ、山姥切。兄さんが色々と手を回してくれたからクラスも一緒だし…ね?』
とりあえず立ち止まっていても仕方無い
私と二振りは職員室に向かった
「えっと…如月薬研くんと、如月国広くんで良かったかしら?」
二振りは互いに顔を見合せ返事をした
名字は兄さんから借り、二振りは兄弟で私の従兄という事にしてある
「薬研くんは1年3組。国広くんはAさんと一緒のクラスよ。薬研くんは私に着いてきてね」
「分かりました。じゃあな、二人とも。また後でな!」
『また後でね!』
薬研は馴染むのが早いなぁ
「それにしても、今の時期に転校なんて珍しいわね」
先生は色々と話し掛けてはいるが、山姥切本人からの返答は無し
代わりに私が答えている状態
「此所が2年4組。如月くんのクラスよ、」
中は若干、騒がしい。転校生の情報は流れて無いはずだが…
「Aさんは先に教室に入っててね。如月くん、呼ばれたら入ってきて頂戴ね?」
「…分かった」
『頑張ってね、国広。先に教室で待ってるよ』
そう呟いて、私は先に教室に入った
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出雲*弐式(プロフ) - くれは卍さん» コメントありがとうございます。頑張って更新しますので、引き続き読んで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2019年3月19日 0時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - この小説もっと読みたいです!これからも頑張ってください!続き楽しみにしてます!! (2019年3月19日 0時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» いえいえ! 引き続き読んでいただけたら嬉しいです(*^^*) (2019年1月8日 23時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
天音朱宇(プロフ) - 出雲*弐式さん» 急なコメントでの指摘ですみません。更新頑張ってください (2019年1月8日 22時) (レス) id: caeec976d7 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» 多分、ミスですね。指摘ありがとうございます。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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