検索窓
今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:59,411 hit

第八章 ページ10

数日後

私と二振りは、音駒高校の校門の前に立っていた

『二振りとも、準備は良い?』

「俺は大丈夫だ。それよりも旦那の方は…」

山姥切の方を見ると、完全に固まっている

『大丈夫だよ、山姥切。兄さんが色々と手を回してくれたからクラスも一緒だし…ね?』

とりあえず立ち止まっていても仕方無い

私と二振りは職員室に向かった

「えっと…如月薬研くんと、如月国広くんで良かったかしら?」

二振りは互いに顔を見合せ返事をした

名字は兄さんから借り、二振りは兄弟で私の従兄という事にしてある

「薬研くんは1年3組。国広くんはAさんと一緒のクラスよ。薬研くんは私に着いてきてね」

「分かりました。じゃあな、二人とも。また後でな!」

『また後でね!』

薬研は馴染むのが早いなぁ

「それにしても、今の時期に転校なんて珍しいわね」

先生は色々と話し掛けてはいるが、山姥切本人からの返答は無し

代わりに私が答えている状態

「此所が2年4組。如月くんのクラスよ、」

中は若干、騒がしい。転校生の情報は流れて無いはずだが…

「Aさんは先に教室に入っててね。如月くん、呼ばれたら入ってきて頂戴ね?」

「…分かった」

『頑張ってね、国広。先に教室で待ってるよ』

そう呟いて、私は先に教室に入った

第九章→←第七章



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
182人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

出雲*弐式(プロフ) - くれは卍さん» コメントありがとうございます。頑張って更新しますので、引き続き読んで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2019年3月19日 0時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - この小説もっと読みたいです!これからも頑張ってください!続き楽しみにしてます!! (2019年3月19日 0時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» いえいえ! 引き続き読んでいただけたら嬉しいです(*^^*) (2019年1月8日 23時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
天音朱宇(プロフ) - 出雲*弐式さん» 急なコメントでの指摘ですみません。更新頑張ってください (2019年1月8日 22時) (レス) id: caeec976d7 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» 多分、ミスですね。指摘ありがとうございます。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:出雲*弐式 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年3月18日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。