第二十七章 ページ30
合宿所の近くにある木の陰にもたれ掛かっているAを見つけた
名前を呼んではみるが、反応は薄い
「……何だよ、この足の傷……」
「弓の痕だな。それも時間塑行軍じゃない、」
「まさか……」
Aは命を狙われた、という事になる
風の噂で聞いた程度だが、彼女は審神者でもあるが、政府でもかなり上の人間で誰かに恨まれていても仕方の無い立場なのかもしれない
「……とりあえずAを連れて戻ろうぜ、一。」
「……分かった」
胸騒ぎの正体はこれだったのか……?
否。まだ何かある
彼女の事を助けた筈なのに、心の靄が一向に晴れない
厚に護衛をしてもらいながら、合宿所へ向かう道を引き返す
合宿所の入り口には心配そうな顔をした、山姥切と薬研の姿
俺達の姿を見つけると一目散に駆け寄ってくる
「Aを寝かせたい。何処か、部屋に案内してくれるか?」
「なら、俺達が使わせて貰う部屋が良い。そこなら何かと都合が良いからな」
薬研は厚に何かと聞きたいらしい
合宿所内に入ると、梟谷のマネと俺が居ない間に来たであろう烏野のマネが驚きながら此方を見ている
「ど、どうしたの!?」
「俺を迎えに来てくれた途中で、足を挫いちまったみたいで…。それと同時に熱中症も発症してな」
どんどん、マネ達の顔が青ざめていく
特に梟谷のマネは"私が頼んだから…"と、涙混じりの声で呟く
「何か必要な物はあったりする?」
烏野のマネージャーの一人、清水が落ち着いて俺に聞いてくる
「何か必要な物があれば、薬研達に取りに行かせる。マネージャー達は自分の仕事を優先してくれ」
分かった、とマネ達は小さく返事をし
自分の仕事へと戻っていった
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出雲*弐式(プロフ) - くれは卍さん» コメントありがとうございます。頑張って更新しますので、引き続き読んで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2019年3月19日 0時) (
レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - この小説もっと読みたいです！これからも頑張ってください！続き楽しみにしてます!! (2019年3月19日 0時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» いえいえ！ 引き続き読んでいただけたら嬉しいです(*^^*) (2019年1月8日 23時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
天音朱宇(プロフ) - 出雲*弐式さん» 急なコメントでの指摘ですみません。更新頑張ってください (2019年1月8日 22時) (レス) id: caeec976d7 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» 多分、ミスですね。指摘ありがとうございます。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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