第一章 ページ3
窓から射し込む光で目を覚ます
それと同時に襖越しに声が聞こえた
「A。起きているか?」
『うん。わざわざ起こしに来てくれてありがとうね、山姥切』
「…別に礼を云われる程じゃない。燭台切が朝餉を用意して待っているからな」
『分かった。直ぐに広間に行くね、』
そう一言云うと山姥切は部屋を離れた
私は普段、本丸内にある離れで過ごしている
自宅は別に存在していて、ゲートを通して繋がっている
クローゼットを開き、私の通う音駒高校の制服に着替える
着替え終わり、広間へと向かう途中
台所を少し覗く
『おはよう、みっちゃん。今日の朝餉当番は…あれ、鶴さんがいるけど大丈夫?』
「おはよう、A。僕が一応、見てるから大丈夫だよ」
『あはは、そっか。何か手伝う事とかある?』
「とりあえず大丈夫かな。人数は足りているし…」
今日の朝餉当番は、みっちゃん･鶴さん･貞ちゃん･大伽羅
鶴さん以外はとりあえず大丈夫。鶴さんは目を離すと何かしらやるからなぁ…
そんな事を考えながら広間に到着した
「あ、おはようA!」
『おはよう乱。…今日はポニテなの?』
「そうなんだよ。ほら、ちょっと前に僕が誉取った時にAから貰った髪留めで結んでみたんだ!」
飾りが大きめだからあえてポニテにしたのか
流石、乱。オシャレ過ぎる
私が乱と話している姿を見つけた、粟田口のみんなが口々に挨拶をしてくれる
『……よし、みんな揃ったかな?』
見渡す限りみんないる
揃ったのを確認し
いただきます、とみんなで云う
『長谷部。今日の当番発表をお願い』
「分かりました。…それでは今日の当番を発表する、」
今日の当番振り分けはこんな感じ
馬当番は、粟田口兄弟
畑当番は、左文字兄弟と国広兄弟
割り振りが適当に見える?
私の過ごしている本丸は祖母や母親が過ごした本丸でもある
そして敷地もかなり広い
少ない人数でやりくりするのは難しい
割り振りが大雑把なのだ
当番に指名されなかった刀剣たちは、休みだったり手伝いをしたり、他の仕事をして貰っている
『ご馳走さま。そろそろ出掛けるね』
「今日は一段と早いな、A」
食後のお茶を飲み干した、三日月に声をかけられる
『今日は私が鍵当番なの。早く開けないとみんなが困っちゃうからね!』
みっちゃんが急いで台所から、お弁当を持ってきてくれる
よし。学校に出発!
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出雲*弐式(プロフ) - くれは卍さん» コメントありがとうございます。頑張って更新しますので、引き続き読んで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2019年3月19日 0時) (
レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - この小説もっと読みたいです！これからも頑張ってください！続き楽しみにしてます!! (2019年3月19日 0時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» いえいえ！ 引き続き読んでいただけたら嬉しいです(*^^*) (2019年1月8日 23時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
天音朱宇(プロフ) - 出雲*弐式さん» 急なコメントでの指摘ですみません。更新頑張ってください (2019年1月8日 22時) (レス) id: caeec976d7 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» 多分、ミスですね。指摘ありがとうございます。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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