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第十五章 ページ17

夏休みまで約一週間

部活は休みになり、部室では勉強会が毎日の様に開かれていた

「薬研、何でそんな問題解けるんだよ…」

「簡単じゃないか?」

薬研は無意識に言っているみたいだが、リエーフが若干可哀想だ

でも、良かった

二人とも本丸で勉強頑張ってたもんね

『ん……あ、時間!!』

私が大声を出した為

その場にいた皆からの視線が私に集中する

『すみません、私達用事があるので失礼します』

ぺこり、と頭を下げ足早に部室を出る

それに続き、二人も部室を後にした

「あの二人、本当にカッコいいですよね!」

三人が部室から出た後、リエーフが興奮気味にそう言った

「そうだな。言うなら人間離れしてる、って感じだな」

夜久さんが同意見だ、というように言葉を続ける

「……でも、俺はAも人間離れしてるって時々思う」

「Aが?」

研磨の言葉に部員は少し驚く

でも、彼女は不思議な存在だった

それは部員全員が分かりきっていた事だった

『やっぱり来てる…!!』

校門の前には黒塗りの車

所謂、高級車

「遅い。遅刻するよ、」

『ごめんなさい、兄さん。皆と勉強してたら時間忘れちゃって…』

兄さんは小さく溜め息を吐く

「ほら、早く乗って。会議が始まっちゃうから」

私は黒塗りの車に乗り込む

ちなみに、二振りには本丸に戻ってもらった

ここ数日は馴れない事だらけで疲れたと思う

……二振りは大丈夫、と言っていたけど心配だからね

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出雲*弐式(プロフ) - くれは卍さん» コメントありがとうございます。頑張って更新しますので、引き続き読んで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2019年3月19日 0時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - この小説もっと読みたいです!これからも頑張ってください!続き楽しみにしてます!! (2019年3月19日 0時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» いえいえ! 引き続き読んでいただけたら嬉しいです(*^^*) (2019年1月8日 23時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
天音朱宇(プロフ) - 出雲*弐式さん» 急なコメントでの指摘ですみません。更新頑張ってください (2019年1月8日 22時) (レス) id: caeec976d7 (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - 天音朱宇さん» 多分、ミスですね。指摘ありがとうございます。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 7c455c0dc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:出雲*弐式 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年3月18日 0時

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