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四ノ怪 ページ5

ナンデモさん、と呼ばれる彼女は

何か閃いたように

私達に提案をしてきた

『そうだ。此所から出してくれたお礼にさ、私も花くん達に着いてくよ。一応、戦力にはなるし…どうかな?』

悪い話じゃないでしょ、と彼女は笑う

「……勿論。協力してくれるのは大歓迎、」

でも、と彼は小さく呟き

彼女の喉元に包丁を向ける

「ヤシロに何かあった時は、直ぐに殺 すからね?」

『……分かってる。私も全力で守るし。約束が果たせなかった時は、その場で始末しても構わないよっ!!』

その言葉を言った瞬間

彼女は私と花子くんの上にいた

『鈴、凛、行くよ!』

何処からか猫の鳴き声

それと同時に

彼女は日本刀を手にしていた

そして、私達の後ろにいた

"何か"を斬っていた

「下級霊だったみたいだね。ヤシロ、怪我してない?」

「私は大丈夫。ナンデモさんが守ってくれたから、」

私は花子くんを安心させるように笑う

ふよふよと宙に浮いていた彼女が地面に降り立ち

忘れていたかのように、私の足元にいる2匹の猫について説明し始める

『あ、ヤシロちゃんに紹介するね。この子達は鈴と凛。花くんと一緒にいる白杖代と同じような存在』

「…よろしくね。鈴ちゃん、凛ちゃん」

ごろごろと喉を鳴らし

私にすり寄ってくる2匹

……可愛い!!

『って事で、二人とも改めてよろしくね』

そう言って彼女は手を私達の前に出した

私達は3人で握手の代わりに

手を重ね合わせた

そう

これがもうひとつの

私と怪異の出会い

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カルビ☆(プロフ) - 出雲*弐式さん» いえいえです、!私も実は書いてたりするんですよ((ボソボソ (2020年2月15日 13時) (レス) id: 3903a7101e (このIDを非表示/違反報告)
出雲*弐式(プロフ) - カルビ☆さん» 初めまして。コメントありがとうございます。素敵な作品と言って頂けて嬉しいです。続き頑張って書きますのでよろしくお願いします! (2020年2月15日 13時) (レス) id: 9f1d8ec50f (このIDを非表示/違反報告)
カルビ☆(プロフ) - 初めまして、素敵な作品で続きが気になります、、! (2020年2月11日 13時) (レス) id: 9d5eab3caf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:出雲*弐式 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年8月4日 20時

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