私が上のえらいお婆ちゃんです

ちょっとお説教 ページ5

どうもお婆ちゃんです


今日は少し怒っています


なぜなら


「今回の議題は、先日起きた少年院に現れた特級仮想怨霊(名称未定)での被害について」


「非術師一名、高専一年三人中一名の合計二名死.亡。施設はほぼ全壊。

残りの高専一年二名ともに重傷、内一名は宿儺と接触。」


明らかに仕組まれてるねぇ。あのクソジジィどもにちょっとお灸を据えないとだねぇ


「死亡者が出たことは実に、残念でしたが、死亡者は宿儺の器ということですし

そこまでの損害ではなかったでしょう。」


損害じゃないだって？まさか本気で言ってるのかい？


『いえ、十分な損害でしょう。これでまた一から宿儺の指の処分を考えねばなりませんし、

それに数少ない高専一年の負傷、死.亡は一番の損害です。』


「しかしですな、任務をこなすうちに怪我は憑き物でしょう」


怪我で済む話じゃないわよ？


『いくら緊急事態とはいえ、相手は特級。何処に高専一年を送り込む必要が？

他にも非番の術師がいたでしょう？』


「派遣が決まった時点ではまだ特級とは決まっていませんでしたから。」


『なるほど？なら、可能性があると分かった上で派遣を？』


「.....。」


『あまり勝手なことをされると困りますねぇ。あなた方の待遇はこちらの決定で

どうにでもなることをどうかお忘れなきように。』


『これ以上の話し合いは不毛でしょうから、私は先に失礼するよ。』


次余計なことしたら流石にお婆ちゃんも許してあげれないねぇ


一旦、正道のところに顔出しとこうかねぇ



プルルルルル___


あら、電話


ええっと、どこに仕舞ったかしら...


あ、あったわ〜


パカッ ピッ


『はい、もしもし〜』


「もしもし、お婆ちゃん？僕だけど」


『....詐欺かい？』


「違うよ！グットルッキングガイな悟だよ!!」


『あら、悟ちゃん!どうしたんだい？』


「時間あったらでいいんだけどさ、ちょっと高専来てもらえない？」


『分かったよ〜、すぐそっち向かうねぇ』


何かあったのかしらねぇ？悟ちゃんも大変だわねぇ








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