PinoPino(虎) (ページ14)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:23,560 hit

14 ページ14

そこからなんと、思わぬ才能を発揮してしまったのかオセロで勝ち進み、

時間を少し開けてまた試合、試合で。

ようやく休憩時間が出来たと思ったら、サッカーも休憩時間で試合時間は被ってたり。

結局私たちが見に行けたのは、第1試合のみだったんだよね。

「松田くんの試合、見たかったよね？」

球技大会終了後、なっちゃんにそう聞かれ戸惑う。

『え？いや、まあ…気になったけど、大丈夫。どちらかというと向こうが拗ねてるんじゃないかってそれが心配』

噂によると決勝戦まで進んだらしい私たちのクラス。

優勝こそ出来なかったものの、先輩たちの学年もいる中すごくない？ってちょっと誇らしい。

きっと、元太かっこよかったんだろうなあって、

「ね、Aちゃんって松田くんのこと好きなの？」

『え！？何急に…友達として…は普通に好きだけど』

なっちゃんが求めている答えはそういう事じゃないのはわかってる。

だけどあまりにもそれは突然で、そういえばそんなこと考えたことなかったなあって。

『うーん…』