３年Ｅ組の病弱男子

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教壇にタコ

赤羽くんは何か企んでいるみたいだ


「捨てとくから持ってきてよ」

「･･･分かりました」


そういいタコを持ち、赤羽くんに近づく


･･･すると突然、触手をドリルの様にしてどこからかミサイルを持ってきた

っていうか、たこ焼きを作っている


どうやら赤羽くんに対し手入れを徹底するみたいだ


･･･あ、たこ焼き美味しそう


その後、数学、家庭科、国語

どの授業中でも赤羽くんの暗殺は失敗していた




「席近いから、見えるんだよな」

『そうなんだよ･･･あ、千葉くん、今朝のミサイルの炎大丈夫だった？』

「大丈夫。三神こそ、国語の時触手で黒板見えなかったんじゃないか？」

『平気だよ、その時黒板じゃなくて教科書見てたから』


今日の授業が全て終わり、帰る支度をする最中千葉くんと殺せんせーの報復という名のお手入れについて話をしていた


『今朝作ってたたこ焼き、美味しそうだったよね』
「いい匂いだったな」
『しかし、殺せんせーってなんでお手入れするのかな』

「･･･さぁ。
あ、三神が来る前に殺せんせーが１回ド怒りで、家の表札全部持ってきてお手入れした事があった」

『殺せんせーがド怒り･･･？』


「三神はまだ見たことねェもんなぁ？
あのバケモンの真っ黒な顔色」

話を聞いていたらしい寺坂くんが話しかけてきた

『へぇ･･･殺せんせーの顔って黒にもなるんだ。寺坂くんの言う通り僕まだ見たことないや･･･』


あ、もしかして昨日の小テスト中に話してた「殺されかけたら誰でも怒るに決まってるじゃん」ってこの事だったりするのかな

けどそれ言われた時、寺坂くん嫌そうだったからなぁ･･･気になるけど特に聞かずにいよう


『真っ黒な殺せんせーかぁ、余程の事があったんだね』

「･･･チッ」

そう舌打ちを残し、寺坂くんは帰っていった


「･･･聞くかと思った」
『聞いたら威嚇されそうな気がしたんだ』
「･･･確かに」

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