３年Ｅ組の病弱男子 (ページ12)

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「なぁービッチ姉さん、授業してくれよー」
「そうだよビッチ姉さん」
「一応ここじゃ先生なんだろ、ビッチ姉さん」

「なぁー！！ビッチビッチうるっさいわね！」

あ、キレた

「まず正確な発音が違う！！
アンタら日本人は【b】と【v】の区別もつかないのね！！」

Vの発音って日本語としては存在しないから区別するのが難しいような･･･

「正しい【v】の発音の仕方教えてあげるわ！
まず歯で軽く下唇を噛む！ほら！」

そう言われ僕も下唇を噛む

「そうそう、そのまま1時間過ごしていれば静かでいいわ」

((なんなんだこの授業))

そして、5時間目

射撃の訓練をする

「おいおいマジか。2人で倉庫にしけこんでくぜ？」
「なーんかがっかりだよな。殺せんせーあんな見え見えの女に引っかかって」

『ああいう色仕掛けで殺せるなら苦労しないような気もするけどね』

「そうは言うけどよ、現に殺せんせー倉庫に行ったぜ？」

『う、ごもっともだね･･･』

返す言葉に詰まってしまった

「烏間先生」
「ん？」
「私達、あの人の事好きになれません」

「すまない。プロの彼女に一任しろという国の指示でな」

しばらく経つと倉庫から銃声が鳴り響いた
銃声がなり止むと、今度は悲鳴が聞こえた

「めっちゃ必要以上にヌルヌルされてるぞ」
「行ってみようぜ！」

前原くんの合図で何人か倉庫に行った

「さて、俺らは教室戻るか」

磯貝くんの合図で前原くん達以外は一足先に教室へ戻った

「あーもう！なんでWiFi入んないのよ！このボロ校舎！！」

イライラしているみたいだ
まぁ、プライド高そうだしね

計画通りに事が運ばなかった、それだけでもプロとして屈辱なんじゃないだろうか

「必死だね、ビッチ姉さん。
あんな事されちゃプライドズタズタだろうね」

「っ！！」

「先生」

「･･･何よ？」

「授業してくれないなら殺せんせーと交代してくれませんか？俺ら今年受験なんで」

「ハッ、あの凶悪生物に教わりたいの？
地球の危機と受験を比べられるなんて、餓鬼は平和で良いわねぇ？」

･･･

「それに、聞けばアンタ達E組ってこの学校の落ちこぼれだそうじゃないの。勉強なんて今更しても意味ないでしょ？」

皆の表情が曇っていくのが分かる
見下されているのが分かるから余計に･･･

「だから黙って私にしたが･･･」

「出てけよ」

その声を合図に軽く学級崩壊が起きた