３年Ｅ組の病弱男子 (ページ11)

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「あー･･･今日から来た、外国語の臨時講師を紹介する」
「イリーナイェラビッチと申します〜♡
皆さん、よろしく」

臨時講師かー･･･、やけに殺せんせーにべったりだなぁ

「本格的な外国語に触れさせたいという、学校側の意向だ。英語の半分は彼女の･･･」

新しく来た先生が殺せんせーにべったりなのが気になって烏間先生の話が中々入ってこない

･･･っていうか殺せんせー、なんかデレデレしてない？？

この時期に臨時講師、多分新しく来たこの先生は普通じゃないんだろうな･･･

「ヘイ！パス！」
「ヘイ！暗殺！」

皆がサッカーボールをパスしながら暗殺を仕掛ける

僕はそれを遠くから眺めていた

赤羽くんが停学明けして、殺せんせーに徹底的にお手入れされていた次の日から
なんとなく赤羽くんの雰囲気(？)みたいなものが変わった気がする

「殺せんせー！」

イリーナ先生が殺せんせーを呼んでいる

「殺せんせ〜♡烏間先生から聞きましたわ！すっごく足が早いんですって？」

「いや〜それほどでもないですね〜」

殺せんせーってあーいうのに引っかかるんだ･･･

「お安い御用です、ベトナムに良い店を知ってますから！」

･･･と、殺せんせーが飛んでいった

飛んでいくとほぼ同時にベルがなった

なので自分も皆のいるグラウンドにいく

「授業始まるし、教室戻ります･･･？」

「授業？あぁ･･･各自適当に自習でもしてなさい」

「え」

煙草に火をつけ煙を吹かしながらその先生は言った

「それから気安くファーストネームで呼ぶのやめてくれる？」

皆、困惑していた

「あのタコの前以外では先生を演じるつもりもないし、イェラビッチお姉様とでも呼びなさい」

「･･･で、どうすんの？ビッチ姉さん」
「略すな！！」

「アンタ殺し屋なんでしょ？クラス総掛かりで殺せないモンスター、ビッチ姉さん1人で殺れんの？」

「ガキが。大人にはね、大人のやり方があるのよ
潮田渚ってアンタよね？」

するとビッチ姉さんは、渚くんにキスをした

「なー！！！！！」

･･･岡島くん、羨ましそうな顔してる

「その他も、有力な情報持ってる子は話に来なさい」

そう言うと奥から男の人が来て、ビッチ姉さんに銃を渡す

「あ、そうそう。少しでも私の暗殺の邪魔したら･･･殺すわよ」

なんていうかこの人は大人でありプロである事を実感させられる

けど･･･なんだか

『うーん･･･』

僕は苦手だと思った