不良な神山くん。

Last Yankee ページ16

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望からどんなことされるんやろって、身構えてたけど、全く何もなくて、平穏過ぎる日々を過ごしてた。


あ、でもひとつだけ。

大毅の顔に傷があった。

理由を聞いても教えてくれんかったし。






今の私の隣には、









智「手、出して」

「え？」

智「はよ」









神山くんという素敵な彼氏がおる。





言われた通り手を出すとぎゅっと握りしめてくれる。

何やろ、これ。

神山くんって私を安心させてくれる何かがある。









大「あー、またいちゃいちゃしてる。そういうのは俺の見えへんとこでしてや〜」









下校なうなわけで、大毅は部活やと思ってた。

でも後ろからそんな声が聞こえて、

手を咄嗟に離そうとしてしまった。



まぁ、そんなこと出来んぐらい神山くんが私の手を繋いでたから無理やってんけど。









大「A、あれから大丈夫なん？」

「あ、うん。何かよく分からんけど全く何もされんようになった」

大「そーか。それは良かった。おい、神山」

智「 何 」

大「ちゃんとAのこと守れよ？もし、Aを泣かすようなことしたら俺が許さんから」

智「泣かさんし、あげへん」









くいっと腕を引かれ神山くんの胸に飛び込む形になる。









智「Aは俺の。絶対渡さん」









そう言うと神山くんは大毅に見せつけるように私に甘い口付けを落とした。








これから先もずっと傍にいれますように__









______Fin









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