せ ページ5
それからも2週間に一度のペースで来てくれた塩戸さん…塩戸先生。
いつだって私に欲しい言葉をかけてくれて、私はすっかり塩戸先生を好きになっていた。
でも塩戸先生は26歳、私は14歳。12という歳の差があるのだ。
振り向いてもらえる訳がない。だから私はその恋を忘れられるように頑張った。
そもそも、塩戸先生に彼女が居ない訳がないのだから。
今日は塩戸先生が来る日だ。ワクワクして待っていると、インターホンが鳴った。
「はーい」
確認もせずに開けると、そこにはいつしかの担任の先生が来ていた。
「久しぶり、Aさん」
「…ひ、さしぶり…で、す」
思ってもいなかった人で、びっくりしてしまった。塩戸先生かと思ったのに。
どうして来たんだろう？教材も全部、塩戸先生が持って来てたのに。
「実はね、平和くんはもうカウンセラーを辞めたの」
へいわ？平和。…塩戸先生の名前だ。
「…そう、なんですか」
出たのは、思っていたより低い声だった。
カウンセラーを辞めた？所属している学校を変えたんじゃなくて？
「うん。だからもうここには来られないんだよ。
…ふふっ、残念だったわね。平和くんのこと、好きになってたでしょうに。
じゃあ、ばいばい。もう会うことはないと思うけど」
女の人は優しい微笑みを崩し、ニヤリと笑った。
子供相手になんて大人気ないんだろう。相手される筈がなかろうに。
玄関を閉めて、椅子に座った。緑茶、ちょっと温くなっちゃったな。氷を入れとこう。
そう思って席を立つと、インターホンが鳴った。
確認するとやっぱり、塩戸先生だった。
「塩戸先生！こんにちは」
「ん、こんにちは。挨拶できるようになって偉いな」
「…そう、ですか？」
「偉い偉い。すごいでA」
塩戸先生は微笑んで私の頭を撫でた。
「あ、A。ちょっと大事な話があるんやけど」
「………？」
もしかして、本当にカウンセラー辞めるの？
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天の河(プロフ) - Luna@ルーナさん» コメントありがとうございます。全て計画の上でやった頭良いとこもありながらも暴力で解決する脳筋さ…流石ですッピさん。似合ってしまうヤンデレ。大好き頂きました！ (2021年10月6日 7時) (
レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
Luna@ルーナ(プロフ) - あっ、好き(((殴 神作品すぎて発狂問題（）ヤンデレもの大好きなんですよ……ぴーくんが両依存させようとした…その発想が天才ですね。大好きです((((((殴 (2021年10月3日 19時) (レス) @page9 id: 2c7f684a4d (このIDを非表示/違反報告)
天の河(プロフ) - はぁな。さん» コメントありがとうございます。両依存を狙った策士ッピですね。これからは2人きりで幸せに暮らします。 (2021年9月4日 23時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
はぁな。 - あ、あ、あ、ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ最後洗脳とかやばい…にやけがとまらん…この先気になっちゃう… (2021年9月4日 19時) (レス) id: cdc92f829b (このIDを非表示/違反報告)
天の河(プロフ) - Inkさん» コメントありがとうございます。私も出会えて良かったと思える作者様が居るので、気持ちがすごく伝わってきました。語彙力溶けますよね。そこまで好きで居てくれて嬉しいです！ (2021年8月31日 14時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天の河 | 作成日時：2021年8月31日 0時
