純白の天使2 HSJ (ページ12)

今日:33 hit、昨日:11 hit、合計:231,178 hit

異変涼介side ページ12

Aをバックハグした時に気づいた異変。

TO THE TOPからって結構あるじゃん。

けど、それを見せないAのプロ意識に感動した。

後半からはみんなで支えていったけど、辛い顔1つせずに歌って踊ってた。

ダンスのレベルが高いAは、ソロで踊るところが多いし、人一倍体力を使うのに一切手を抜かずに踊る。

流石に1分のソロダンスのあとのソロパートの歌唱のところはきついらしく、直前で俺が歌うことにした。

ソロダンスを終えたAは俺の背中に隠れるようになった。

背中合わせになると、Aの呼吸から辛さが伝わってきた。

…あと3曲…１２分。

｢最後まで全力でいくよー！！！｣

なんて言って花道を全力で走るA。

どのにそんなに力が残ってんだよ。

けど、そんなAもリフトが下がりきった瞬間倒れた。

ちゃんと俺のところに倒れてきてくれるのがすごいよ。

そして、Aをお姫様抱っこする。

最初に触れた時より熱くなってる。

ス｢山田さん。代わります。｣

｢大丈夫。それより、医務室まで案内して。｣

俺は汗も拭かずにただ必死に医務室へ向かった。

熱を測ってるみると、３９度。

こんなで、やってたのか。

｢頑張りすぎなんだよ。Aは。｣

2人きりの医務室でそう呟き、Aの唇にそっとキスした。