トリップしたら彼氏いた。【名探偵コナン】

三日目 ページ3

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朝ごはんの良い匂いを追いかけ、イケメンくんがいるキッチンへとようやくたどりついた。

……この家、超でかい……
めっちゃ広い……迷う…

シーツを持って、部屋を出たのは良いものの
広い廊下に、いくつもの部屋。

キッチンにたどりつくまで、何度も同じ部屋を確認した気がする。
ぐるぐる部屋を回って、ようやくイケメンくんのいる場所に来れたのだ。



「朝ごはん、できましたよ。食べましょう？」

サンドイッチと珈琲が机の上に２つずつ、向かい合わせに並んでいる。

イケメンくんは、ふわりと笑って俺を椅子までエスコートした。

え……一緒に食べるの…？



「…どうかしました？」

今までイケメンと食事をしたことのない俺には、イケメンの常識が分からない。

え、エスコート……それが普通なの…？


頭の中に、疑問やら不安やらが浮かんできて
頭がパンクしそうだ。


「……なんでもない。」

んー、難しいことは後だ、後。
食べながらでも、聞けば良い。


「そうですか。…あっ、シーツ外してくれたんですね!!ありがとうございます。ちょっと洗濯の方に置いてきます。」

さっきまでふわふわしてた顔から、キリッとした顔になって洗濯の方に行ってしまう。

洗濯に気合いでもいれてるんだろうか…
……まぁ…洗濯好きな人っているしな。
そういう人なんだろう、きっと。



どうでも良いことを考えながら、イケメンくんに聞く質問を整理する。


まず名前だろ？
また、泣かれたら困るけどこれを聞かなきゃ始まらないからな……

次に、ここが何処なのか。
こんなに広い家なんだ。
相当お高い家なんだろう…
置いてある家具とかも良いものだし……



最後に……いやこれは聞かなくてもいいのか？
俺と、、、イケメンくんの関係…
気になるけどやっぱり聞くのが怖いっていうか……

うん……どうか“アレ”じゃありませんように!!





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