太陽の子 ページ3
A「あまりここに近づかない方がいいわよ。」
士「なぜですか。」
A「なぜって…私は春日の人間よ?春日の血縁者……」
士「それは貴方が望んだわけではないですよね?だったら何で避けられなければならないのですか。1人がいいひとなんていないと思いますが。」
A「そ、それは……」
図星だった。ホントは1人なんて寂しくて仕方がない。だけど私はそういう運命だから。寂しくても1人でいなければならい。
士「扉を開けても良いですか。しきりは越えないので。顔を見せてくれませんか。これから同じ屋根の下に暮らすんです。ちゃんと顔を見て挨拶させてください。」
そう言うとスっと障子が横に開かれる。直接当たる日差しといっしょに赤い髪がうつる。
士「はじめまして!士門です!」
もっと見てみたい。この子に近づきたい。何故かそう思った。
その場を立ち上がり開かれた障子へと歩む。
ハッと息を飲んだ。自分とあまり変わらないと思われるその少年は、髪の毛の色のように赤く、太陽の様だった。自分にはない何かをきっとこの子は持ってる、そう思った。
A「Aよ…私の太陽……」
士「たいよう、とは?」
A「あ、何でもない!何言ってんだろ私っ!」
まさか口に出してしまうとは。斑鳩の人意外と喋るのは久しぶりで何だか上手く喋れなかった。
太陽のような少年はこれからどんな運命を辿るのか。純粋にそう思った。願わくばその未来を見てみたいと思った。
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夜美 - すみません!消してしまってましたか!?ご指摘ありがとうございました! (2017年10月9日 22時) (レス) id: efa065bae2 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - オリジナルフラグは消しましょう。アニメやマンガを題材にさた話は二次創作であってオリジナルではありません (2017年10月9日 18時) (レス) id: a39dd38ad9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花月 夜美 | 作成日時:2017年10月9日 18時