審判者、烏野俳球部マネなります！

4話 ページ5

時は過ぎ、放課後。



『なるほどね〜』

体育館に行きながら、日向が私をマネに誘った理由を聞いていた。
どうやら、すでにいる部活の先輩マネさんから、頼まれていたらしい。人手が足りないのかな？


　『ていうか、私マネしたことないよ』
日「そこは、清水先輩が教えてくれるから大丈夫だ！」
清水先輩……というのか。どんな人だろ？
日「あ、ついたな」

ガララッ

日「こんにちは！」
？「おう、日向か」
？「ん？後ろの子は…？」
日「今日うちのクラスに転校してきた子です！マネに誘いました！」
？「そりゃ、清水が喜ぶな」
？「お、おおおぉぉぉ…！マ、マネが増える…?!」
？「し、しかも可愛いな…！」
？「本人の前で悶えんな。気持ち悪い」
？「「ひでぇ！」」
　『えっと…？』

どうしたらいいんだ、この状況。


？「あ、こいつらが悪い。俺は主将の澤村大地。よろしくな」
？「俺は副主将の菅原孝支。スガでいいぜ。よろしくなっ」
？「俺は縁下力。で、こっちが…」
？「田中龍之介。よろしく… ﾌｯ」
？「西谷夕。よろしく… ﾌｯ」

見事に決めポーズまでするお二方。後ろにバラでも舞っていそうな勢いだ。

縁「だから本人の前でやんな」
縁下先輩が、二人の頭を小突く。
田「いや、だって最初ぐらい決めてーじゃん！」
西「こんな可愛い子が入るんだぜっ!?今決めなくていつ決める?!」
菅「お前ら………」
スガさんが哀れみの目で見てる…。
澤村さんが鬼の形相で二人の後ろに立っている…。

澤「おーまーえーらー…」
「「(ビクッ)」」

その後、主将から二人に雷がプレゼントされたのは、言うまでもない。




怒ったときの光忠かと思った。

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