少年忍者短編 (ページ10)

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二人で後片付けをして皇輝くんが淹れてくれたコーヒーをソファで飲む

『ほんとにありがとう、めっちゃ楽しかった』

「それ言うの何回目？笑」

『一日潰しちゃったら俺が気にするの分かっててピクニックしてくれたんでしょ？ほんとにAちゃんは優しいね』

「まあ、それもあるし、ピクニックしたかったし！」

『Aちゃんのそういうところ、俺ほんとに好き』

めったにそんなこと言わない皇輝くんだから動揺してしまう

『なんか言ってよ、不安になる笑』

「ごめんごめん、嬉しくて味わってた」

『なにそれ！笑』

「でも知ってる？私のほうが皇輝くんのこと大好きなんだよ」

わざと少し顔を近づけて言うと明らかに動揺する皇輝くんがかわいい

『とにかく！明日は早く起きる！』

「えー、でも明日はせっかくの日曜日だしさ、今日はちょっとくらい夜更かししても良くない？」

『え？』

Aちゃんはこっちを見ずに指を絡めながら言い出す

「一緒に夜更かしして寝坊しようよ」

『それって、、、』

「あ！さっき材料いっぱい使っちゃったからもう冷蔵庫になんにも無いよ！買い物いこう？」

手をパッと離してAちゃんは玄関の方に向かう

今日はすぐには寝られなさそうだし、明日くらい寝坊は許してもらえないかな

fin