少年忍者短編 (ページ7)

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朝に弱い彼との休日：川崎皇輝ページ7

「皇輝くーん、起きてー」

何度起こしてもすやすや眠ったままの皇輝くん

今日は水族館デートの予定で、昨日決めた出発時刻は9時半

今の時刻は9時

昨日の夜、明日楽しみだね、なんて言いながらベッドに入ったのは11時前で、皇輝くんはすぐに寝息を立ててたからもう10時間は寝てる計算なんだけど一向に起きる気配がない

「こおきくーん？」

肩を強めに揺すってみてもほっぺをつんつんしてみても遂にはほっぺをつねってみても起きない

しょうがない。最終手段でめざまし時計を皇輝くんの耳元で鳴らす

あ、ちょっと動き出した、起きるか？

『ううん！！』

それだけ急に叫んだ皇輝くんは寝返りを打ってまたすやすや寝始めた

皇輝くんの寝顔は子どもみたいにかわいくてずっと見てられるけどそういう問題じゃない

仕事もできて料理も作ってくれて家事も当たり前のように分担してくれる

甘い言葉を言ったりリードしたりするのは苦手だけどオールマイティな皇輝くん

でも朝だけはずーっと激弱でそれだけは直らない