少年忍者短編 (ページ18)

今日:75 hit、昨日:61 hit、合計:14,173 hit

2 ページ18

「片付けは私たち3人でやるよ」

『うん、頼むわまじで』

悠仁くんは座りながら言った

他の班はどんどん作業を終えて帰っていくので急いで洗い物をする

「山井くん、こっち全部終わったんだけど手伝うことある？」

「あーじゃあ、この鍋だけ残ってるから洗ってもらっていい？」

「りょーかい！」

調理台の上に置いてある鍋を私が掴むのと、悠仁くんが

『待って！！』

と叫ぶのが同時だった

「あっつ？！」

鍋に触れた部分が一瞬鋭い冷たさに襲われて、すぐ強い熱さを感じる

『早く冷やさないと！！』

悠仁くんが私の手を引っ掴んでシンクまで連れていき水をやけど部分に当て始めた

『山井にさっき言ったじゃん、鍋まだ熱いから触んなよって』

「ごめんね、Aちゃん、悠仁…」

山井くんが明らかに落ち込んでしまってる

『星輝と山井、俺とAちゃんの荷物教室持ってっといて』

「りょーかい」

「ごめんね、(名前』ちゃん！」

「ごめんね、ありがとう二人とも」

星輝くんと謝り続ける山井くんにお礼を言う