少年忍者短編 (ページ12)

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今日の7限目は古典でみんな疲れて寝てしまってる

青木くんも例外じゃなくて、青木くんにしては珍しく机に突っ伏してまでしてぐっすり眠っている

今日は担任が居なくてホームルーム無しで終わった

部活に行く子やすぐに帰る子、それぞれ散り散りに教室から出ていく

今日の日直だったことをすっかり忘れていた私は放課後教室に残って日誌を書く

隣を見るとまだ寝ている青木くんがいる

長いまつげ、サラサラな髪、綺麗な肌

確かにこれは

「かわいい」

パチっと青木くんが目を開けた

「うわぁ、、、おはよう、青木くん」

『うわっもうこんな時間？』

「うん、ごめんね一回起こしたんだけど」

『あ、ううん！ごめんね』

『ていうかAちゃん、今かわいいって言った？』

聞かれてた．．．

「うん．．．」

嘘をついても仕方がないので正直に答える

青木くんは急に立ち上がって真剣な顔で一歩こちらに近づいてきた

なんとなく私も青木くんの方に体をむける

『俺、Aちゃんにかわいいって言われるのやだ』

、、、どういうことだろう？私のこと嫌いってこと？

『だって可愛いのはAちゃんだもん』

「、、、ん？」