正反対の彼 (ページ14)

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一度勇気を出してそのわくって人と付き合ってるのか、と聞いたときは否定されたけどその人を好きなのかは怖くて聞けなかった

それもあってこうやってうじうじ悩んでるんだ

「じゃあ皇輝くんさ、そのわくって男にAさん取られてもいいの？」

全部を黒ちゃんにぶちまけたらこんな恐ろしい質問が返ってきた

『嫌だ！絶対！』

「じゃあやっぱり勇気出すしか無いよ。明日シフト被ってるんでしょ？明日にでも誘いな」

『、、、分かった。でもどうやって誘ったらいいかな？』

「それくらい自分で考えて！」

黒ちゃんには呆れられたけど優しい彼は結局デートプランから誘い文句まで一緒に頭を悩ませて考えてくれた

『ありがとう黒ちゃん！ほんとに感謝してる！』

「いいよこれくらい。皇輝くんはかっこいいしいい奴なんだから自信持ってよ。万が一断られたら俺の彼女の知り合い紹介するし」

『黒ちゃん...俺感動した！黒ちゃんが友達で良かった！！』

「わかったから！くっつきすぎ！」

黒ちゃんの腕に巻き付いて言うと病で剥がされたけどなんだかんだ嫌そうじゃないから大丈夫

黒ちゃんにもたくさん助けてもらったし、あとは明日Aさんを誘うだけだ