正反対の彼 (ページ2)

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次の日

『おはようございまーす』

いつもどおりファミレスの裏口から入ってロッカールームで着替えを済まし、挨拶をしながら休憩室を通ってレジの方へ向かおうとすると、休憩室に見慣れない男の人がいた

？？？「おはようございます…」

眉を少し下げて困ったように、でも微笑みながら礼儀正しく挨拶をしてくれた彼は私よりも背が高くて大人っぽく、年も私より上なように感じた

少し緊張しているように見える彼を見て、昨日店長に新しいバイトさんの教育係を任されたことを思い出した

『おはようございます。もしかして新しく入った方ですか？』

？？？「あ、、、はい！！もしかしてAさんですか？」

『なんで知って...』

？？？「あ！ついさっきまで店長さんに色々教えて頂いていて。詳しいことはAさんが来てから教えてもらえと言われたので。」

ストーカーなんかじゃないですよ、と若干おどけたように彼は笑った

あ、えくぼ。