シングルファーザーの父に 文句と感謝 完結

侑李 3 ページ25

涼｢ありがとう｣


翌日、涼介が病院を退院して、Aを引き取りに来た。


侑｢1人でいけるの？｣


涼｢うーん...まぁ、やるしかないでしょ！｣


涼介、から元気？


侑｢いや、空元気じゃん。赤ちゃんにはそういうのすぐバレるよ｣


涼｢え、まじ？！｣


侑｢...僕もしばらく、手伝ってあげるよ｣


僕がこんなことを言ったのはきっと


Aの成長を近くでみたいと思ったからだろう









でもね！？！

小さい頃から一番Aの面倒を見てたのは僕なんだよ？


なのに、Aったら


5歳児と圭人なんかと仲良いんだよ？←


ついでにいうと、Aの記憶の中に僕、全然登場してないよ？←




で、いつ僕に頼ってくるんだろうと思ってたら


結婚しちゃったんだよ？


それで、横にいる僕の財布はお酒を飲んでベロンベロンに酔ってるんだよ？


侑｢おじさん、寝ちゃダメでしょ｣←


涼｢おじさんじゃねーよ！｣







A、幸せになってね、



あと、Aのお母さんはいい子だよ



けど、違う意味でAは美波に似てないね



だって、美波には美波のいいところ。



AにはAのいいところ。





僕にだって僕のいいところ。


涼介にだって涼介のいいところ。


ゴリラにもゴリラのいいところ。←


みんな違ってみんないいんだから。


やひろくん、Aのこと幸せにしなかったら、



僕がどうするか分からないよ？

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