侑李 2 ページ24
美波のお葬式のとき、涼介は夫として葬儀に出てた。
Aは赤ちゃんだから、僕が子守をしておくことになった。
泣いたと思えば、キャッキャと笑い出す。
侑｢変なの｣
Aはおもちゃであやしていたら、ずっと笑顔だった。
まだ、産まれてすぐなのに、もうえくぼできてる。
えくぼの位置、美波と同じだ。
親子でえくぼの位置が同じって、聞いたことなかった。
Aはまだ、赤ちゃんで、顔もしっかり決まってないのに。
プクプクしてるのに
なぜか美波の面影があった。
僕は、美波が涼介と付き合った時にはもう、諦めたんじゃなかったのか。
Aを見ると、美波のことを思いだす。
お葬式が終わり、遺体が運ばれる時、涼介のところにAと向かった
涼介は静かに泣いていた。
ずっと泣いていたのだろう。
目元が真っ赤で腫れている。
涼介、僕は涼介の為に諦めたんだよ？
涼介は全然悪くないのに、その時は涼介を心の中で責めていた。
全てが終わり、涼介の家まで、涼介、僕、圭人、Aで来た。
涼介は、疲れたのか、ドアを開けた瞬間倒れた。
そして、病院へ運ばれた。
僕は、また黒い感情が出てきた。
美波がいなくて悲しむのは分かるけど、Aを1人にするつもりか？
涼介はストレスが原因だそうだ。
こういうケースはよくあるタイプらしい。
病院でAを預けることも出来たけど、
赤ちゃんはそんなに好きじゃないけど、
侑｢僕が涼介が元気になるまで引き取る｣
家まで連れてきたまではよかったけど
赤ちゃんなんて、慣れていない。
圭人に来てもらうことにした。
Aが寝て、泣いて、寝て、泣いて、の繰り返しで僕らは机で寝ていた。
少し落ち着いた頃に圭人が話しかけてきた
圭｢ちぃちゃんも、泣いていんだよ？｣
侑｢何言ってんの｣
圭｢俺、その人のこと知らないけど、ちぃちゃんも好きだったんでしょ？｣
圭人は、いつもそうだ。
僕らが辛い時はすぐ気がつく。
そう思った時にはもう僕の瞳からは、涙が溢れてしまっていた。
翌日、圭人も帰り
1人でAをあやしてた
もう、スッキリしていた。
何気なく、人差し指を出してみる
すると、Aは指を掴む
侑｢..........かわいい。｣
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flowerparty(プロフ) - 最後まで読んで、何故か涙が止まりませんでした。これからも色んな作品を作ってください！ (2018年11月24日 21時) (
レス) id: 12d97f7420 (このIDを非表示/違反報告)
やま恋 ちねん(プロフ) - かりんとうさん» まじですか？テンション上がります！w (2017年6月10日 16時) (レス) id: db3d4ce80f (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - なんか心に刺さりました。ヽ(；▽；)ノ (2017年4月26日 19時) (レス) id: 849ac4fae2 (このIDを非表示/違反報告)
やま恋 ちねん(プロフ) - あいさん» 本当ですか？！ありがとうございます！！頑張ります！ (2017年1月20日 23時) (レス) id: db3d4ce80f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 感動して、涙が止まりませんでした。これからも応援してます。 (2017年1月19日 21時) (レス) id: e77b011d23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やま恋 ちねん | 作成日時：2016年11月4日 22時
