侑李 1 ページ23
僕は、涼介の奥さん。
つまり、Aのお母さんのこと、知ってた。
ゆうてぃーも知ってたかな
高校一緒だったからね
高校を卒業しても、ちょっとは連絡してたけど、涼介と付き合いだしたってきいて連絡はしなくなった。
けど、ある日、彼女は僕の家に来た
貴母「侑李。話があるの」
いつも笑顔な彼女が、深刻そうな顔できたのはしっかりと覚えてる。
Aがいつも笑顔なのは、母親ゆずりなんだと思う。
貴母「これから話すこと、誰にも言わないでね」
貴母「私ね、妊娠してるの」
侑「え、涼介には?」
貴母「言ってない。いや、言ったらダメなの。」
侑「でも、お腹どんどん大きくなるんでしょ?すぐバレるよ?」
貴母「芸能界は、活動休止にする。この子を育てていく為にはお金がいるし、私、この仕事しかできないから。涼介には、別れるの」
侑「でも、涼介、美波のこと好きだから理由聞いてくるけど」
貴母「浮気したって言えば、私のこと失望するでしょ?そういうつもり。」
それだったら、涼介からの彼女の印象が悪くなってしまう。
けど、そう言った美波の顔は、強かった。
覚悟して、僕に言ってるんだろう。
侑「...美波が決めたなら、僕は何も言わないよ」
1週間後
涼「知念、俺さ、美波に浮気されてたんだ。」
ほんとに浮気にしたんだ。
侑「え、そんな訳ないでしょ」
涼「本人が言ってたんだし。けど俺、飽きられる様なことしたのかな?」
涼介は悩んでた。
本当は嘘なんだよ、涼介の為に嘘ついてるんだよ
って言いたかった。
けど、美波も悩んだと思う、いや、すっごい悩んだはず。
なのに、僕が言ったら美波の覚悟は無駄になる
けど、少しだけでも、涼介が美波がそんなことする子なんて思って欲しくなかったから
侑「美波は、優しいからそんなことしないと僕は思うな」
って言った。
しばらくすると、涼介が結婚するって言った
みんな、いいよって言ったけど、ちょっと戸惑ってた。
けど、僕は
美波の誤解が解けて良かった。って思ってた。
今思えば、僕は美波のことが好きだったんだろうな
なんて、メンバーの奥さんになったから、諦めないと。
Aが産まれ、親友の朗報に心踊らせていたけど
直後に聞いた美波の死。
まだ、少し残っていた美波への淡い恋心。
小さかったはずなのに、心の傷は深くついて。
Aは絶対に幸せにさせる。
そう、心に決めた。
もちろん、父親の親友として。
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flowerparty(プロフ) - 最後まで読んで、何故か涙が止まりませんでした。これからも色んな作品を作ってください! (2018年11月24日 21時) (レス) id: 12d97f7420 (このIDを非表示/違反報告)
やま恋 ちねん(プロフ) - かりんとうさん» まじですか?テンション上がります!w (2017年6月10日 16時) (レス) id: db3d4ce80f (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - なんか心に刺さりました。ヽ(;▽;)ノ (2017年4月26日 19時) (レス) id: 849ac4fae2 (このIDを非表示/違反報告)
やま恋 ちねん(プロフ) - あいさん» 本当ですか?!ありがとうございます!!頑張ります! (2017年1月20日 23時) (レス) id: db3d4ce80f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 感動して、涙が止まりませんでした。これからも応援してます。 (2017年1月19日 21時) (レス) id: e77b011d23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やま恋 ちねん | 作成日時:2016年11月4日 22時