シングルファーザーの父に 文句と感謝 完結

大貴 3 ページ21

裕｢やまってば背筋伸びすぎ笑｣


ピーン！って真似をする裕翔も顔が強ばってる笑


涼｢仕方ないだろ。Aの晴れ舞台なんだから｣


侑｢そんなんじゃ、Aの成人式とか結婚式どうするの？笑｣


涼｢え、結婚！？させないよ？｣←


大｢いや、させろよ笑｣





［新入生の入場です］


アナウンスが流れ、トコトコと音がつきそうな歩き方の一年生が歩いてきた。


宏｢あ、Aいるよ！｣


薮くんが指さす方向を見ると、顔を強ばらせたAがいた。


圭｢A、緊張してる笑｣


Aは俺らに気づくと、笑顔になって手を振ってきた


侑｢涼介、泣くのはやすぎ｣


山田の方を向くと、既に泣いていた









貴｢ぱぱ！｣


入学式が終わり、Aが帰ってくると


何も言わず、Aを抱きしめた山田。


涼｢おめでと｣


なんか、今になって泣きそうだわ









ーー5年後ーーー




あんなこともあったなぁと思い出していたら


涼｢大ちゃん。どーしよ｣


と、本当にアイドルか？っと疑ってしまいそうになるほど老けた山田の姿が←


大｢大丈夫だ。お前は老けてもかっこいい｣←


涼｢いや、ちげーわ！笑｣


急に若返った？！←


涼｢Aがさ、反抗期っぽい｣



大｢え、パパっ子のAが？｣


涼｢うん。俺なんかダメなことしてるのかな？｣


大｢心当たりあんの？｣


涼｢あるっちゃあるけど、｣


大｢何？｣


涼｢みんな小学生からスマホ持っているらしくて、Aだけ、キッズケータイっていう状態が続いてること？｣


大｢え、みんな持ってんの？｣


涼｢持ってない子も2人くらいいるらしいけど、それじゃ嫌みたい。｣


大｢じゃ、買ってあげたら？｣


涼｢でも、スマホって危険じゃん？使い過ぎて勉強しなくなったり、遊ばなくなったりしたら嫌だし...｣


侑｢それはルール決めたら？｣


涼｢守ってくれるかな..？｣


侑｢涼介はね、過保護すぎんの。遊びに行っていい範囲が校区だけって、狭すぎじゃない？｣


涼｢そうかな...？この間学校のママさんに聞いたら、一緒だったし...｣


侑｢涼介はどうだったの？｣


涼｢俺は、電車使って仕事言ってたから電車使って遊びに行ったこともあったけど、、、Aいけるのかな？｣


侑｢自転車とかは？｣


涼｢道迷ったら帰れないじゃん！｣



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