シングルファーザーの父に 文句と感謝 完結

10.順調期 ページ11

大学に入ったら、授業で、ミニバラエティを作ることになった。


もちろん、私はカメラマンね。


そしたら、テレビのほうのカメラマンもいいかなー？っていう気持ちが出来たんだよね。


彼氏のやひろは、自然を撮りたいみたいで、授業も違う。


けど、そのほうがいいかもしれない。


たまに会うほうがお互い不安だけど、会えた時の嬉しさっていつも会うより倍になると思うんだよね。


テストが近くなると、カメラをよく知ってる裕翔くんにカメラの種類、性質とかを教えてもらってた。



あと、バイトを始めたんだよね。


コンビニの。どこにでもあるコンビニね。


それをJUMPのみんなに言ったら


伊｢普通だなー｣←


薮｢接客するの？できる？喋れる？｣←


嫌味いってくる人と過保護な人が1人いたかな←


お小遣いはずっと１ヶ月500円だったけど、バイトをして増えたから、カメラを買ったり、初めてのバイト代はお父さんに薔薇の香りの石鹸買ったんだ。


薔薇の石鹸ってたかいんだね笑←




大学を卒業して、まずは経験を積んだり、場を学ぶために雑誌を発行している集英社に就職。


ティーン系の撮影スタッフになれたんだよね。


新人はとにかく雑用ばっかりで、休みも全然無かったけど、私はそれも楽しかったからしっかり働いてた。


そしたら、朝、お父さんに


涼｢あんまり、働きすぎない方がいいよ｣


って言われたんだよね。


あの時はいや、仕事はずっと頑張るものでしょー！って思ってたけど、



１ヶ月後、体調不良で１週間休んでしまった。


考えてみれば、家に帰ってから自分で自習として写真を撮って、睡眠時間が少なかったからかな。


お父さん。それ知ってたみたい。

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