山田君の彼女。【続】

10 ページ11

@星歌



A「とっトイレ行ってくる〜」


Aさんや。キョドってますけど。

逃げようとしてますけど。


逃がすわけなかろう。


A「ぅわっ!!!」



思いっきり、腕を引っ張ってやったぜ。





涼介「俺の… 俺のAがっ…」





私は見逃さなかった。


みんな、やべぇやべぇしてる雰囲気の中で、ただ一人俺しらねー、って言う雰囲気をかもし出して、目をそらしたヤツがいることを。





それには、山田氏も気づいたようで。






固まってしまいました。




また、その、原因となった、Aと男の人が手をつないでいる写真に目を落とした。



侑李「僕さ、この腕時計見たことあるんだけど…」



うん。 私もあるよ。だって、今あそこで腕を隠した人がいるじゃん。

11→←09

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す