赤い小さな男の子、拾いました。

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「何がいいかな？」

涼介くんが見やすい様に
してあげるけど


「これにしようか」

一瞬本の一瞬
目が輝いた様に見えたのは


いちご
だった


私達はレジに向かい
帰路へ着いた


帰り道急に涼介くんが首を振り始めた
最初は抱っこされてるのが嫌なのかと思って
地面に下ろした

それでもまだ首を振り続けてる

「涼介くんどうしたの？」
言った瞬間さらに首を振る

もしかしたら嫌われたのかな､､､


ダメだ私が不安になったら
この子を誰が助けられる

「涼介くん？」
涼介くんは今度は何か言いたげな目で見つめてきた

「りょうすk」
言い切る前に抱きついてきた


「もしかして涼介って呼ばれたいの」

パッと涼介くんは顔をあげ微笑んでくれた

「涼介ね！」
そして歩きだそうとしたら
また首を振った

「抱っこ？」
涼介は頷いた


どうやら抱っこが落ち着く様だ

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