山田とわたし

7練習 ページ7

合格を知らせる電話が終わった



A『へ…？』



あたまに大きな穴があいたみたい



ポカーんって…


A『夢？…』



顏に三回ビンタした



まさかの！


A『痛くない？！』



夢？！


嘘！


やだ！


涙


ふざけてる！



この世界はふざけてるよ！




？『姉ちゃん…痛い』


え？


ええ？！



声のする、斜めうしろには



小学4年生の弟、美咲がいた


弟の、いつもの愛らしい顏があった…



A『は？いつからいたの？』



美咲『さっきからいたよ！(涙


ビンタされるは、気づかれないは最悪！』



だから、痛くなかったんだ…




わたしは、申し訳ない顏をして苦笑い



美咲『ってか、姉ちゃんモデルってありえねー』




A『なっ!!聞いてたの？』



死ぬほど恥ずかしい…



美咲『顏まっかだわー(爆笑 手伝おうか？』



むかつく



ほんっとーに




A『手伝うって何を？』




美咲『だーかーらー。2時審査でやること！



ポージングとか！面接とか!!』




A『いーの？？？？』




美咲『ねーちゃんのためだし。』


ボソッといった



A『へ？』




美咲『べっつにー？じゃーやろー』

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