懐玉04 ページ6
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「お前、それ本音だろ!!」
ちなみに上から硝子、夏油、私の順だ。
そんな私達の一言に五条は何故か私の言葉に反応し、突っかかってくる。
『なんで私に突っかかるかなぁ……いつも思うけど』
「お前の言葉が一番ムカついたから」
『意味わからん』
子供か!!っとツッコミが出るところだった。
……危ない危ない。ここは大人にならなければ。
『長時間の正座は足にクるんだよ』
わかるでしょ?というニュアンスを含ませて言うが五条には伝わらなかったのか「貧弱!!」と怒られた。
悪口のボキャブラリーそれしかないのか、他にもあるだろ。
『貧弱で悪かったな』
はあ、とため息まじりに言うと、、
「貧乳!!」
なんて言ってきた。おいこら待て。貧弱はまあわかるけど、貧乳とはどーゆーことだゴラァ!!
『Cぐらいあるわ!!』
「いや突っ込むところそこ……」
硝子が冷静にツッコミを入れる。
当たり前よ!!今の言葉は私の宣戦布告だと思う!!
「いいやAだね!!トリプルAだ!!」
『トリプルAなんて言葉初めて聞いたんだけど!?私の胸は夢と希望が詰まってんの!!』
「んなもんねーだろ!!絶壁のくせに」
『何を!!』
「なんだよ!!」
私は五条の頬を引っ張ると五条も私の頬を引っ張ってきた。このヤロー!!
「相変わらず仲良いね……君達」
「今の会話を聞いて何処に仲良し要素があるの、夏油…後五条、お前それセクハラだからな。裁判したら100%千哩が勝つぞ」
「だってコイツが!!」
『だって五条が!!』
同時に声を上げ、被せんなよとばかりに睨みを利かす私達に夏油と硝子は肩をすくめるのだった。
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場所は変わって、とある教室。
私、硝子、夏油、五条の四人は夜蛾先生に呼ばれいつもの教室にきていた。
夜蛾先生の姿はまだない。
呼んだくせに本人遅れるってどゆこと…
暇を持て余し、夏油から許可をもらって髪を弄る私は夜会巻きというヘアアレンジに挑戦していた。硝子からやり方を教えてもらいつつ、悪戦苦闘すること数分、ようやく出来上がった髪に硝子は満足そうに微笑む。
「うん。いんじゃない?」
『硝子がわかりやすく教えてくれたからだよ、ありがとう』
硝子からお墨付きをもらい、私は嬉しくなった。
『夏油、これだと髪邪魔にはならないしどうかな?』
「……まあいんじゃないかな…」
その沈黙が気になるところだけど…まあいい。
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山吹(プロフ) - 遊ちゃん_SKZさん» コメントありがとうございますー!!そう言っていただけるとやる気出ます笑。これからも頑張ります(`・ω・´)ムンッ! (7月9日 19時) (レス) id: 78370344d8 (このIDを非表示/違反報告)
遊ちゃん_SKZ(プロフ) - 一コメ!!無茶苦茶面白いです、今後が楽しみです応援してます〜!! (7月9日 16時) (レス) @page5 id: da0a08bcf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山吹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamabuki00/
作成日時:2023年7月7日 1時