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Nサイド
・
会見をする、一週間ほど前の頃。
翔ちゃんが俺を、飲みに誘った。
そこで翔ちゃんは、すぐに酔っ払って
珍しいな、なんて思っていた時
『………ニノ。』
ぽそりと、小さく呟いた。
『…………何…？』
『俺さ…ちょっと怖いんだよね。』
『会見？』
『うん………というか
会見をした時の、ファンの子達の反応が。』
彼が弱音を吐くなんてことも珍しかった。
だからこそ
これはただごとじゃないと、思った。
『俺一人のせいで
今までの「嵐」を崩すようなことになってさ。
ニノ達はそれでいいって言ってくれたけど
応援してくれる人たちがついて来られないと
それって、意味がないと思うんだ。』
語り続ける彼の目は
悲しそうで、哀しそうだった。
『俺はなんて言われたって構わない。
俺が、一番怖いのは………
こんな俺の意見を受け入れてくれたみんなが
何か言われてしまうこと。
もし、本当にそうなってしまったら…
申し訳ないよ。』
そんな彼に、俺は何も
言ってあげられなかった。
・
＿＿＿＿＿＿＿＿だから。
「………翔ちゃんは、すごいんですよ。
俺たちは
そんな翔ちゃんを尊敬していて
大好きなんです。
それは翔ちゃんだけに限らなくて
みんなが互いに尊敬し合って
大好きで。
それが「嵐」の形なんです。」
今更、助けたいなんて
勝手だろうか。
……でもね
「それだけでいいじゃないですか。
たとえ、もうライブができないのであっても…
みんなが、手を取り合って
バカみたいに笑っていられれば。」
俺は「嵐」の形が大好きだから。
俺たちが笑っていれば
みんなもつられて笑ってくれる。
………さっき、子供みたいに泣いたように。
「だから………
＿＿＿＿＿＿笑って、翔ちゃん。」
俺が伝えたいのは、ただ一つ。
誰にでも、笑顔は必要だってこと。
だからもう、「俺のせい」なんて……
悲しいこと、言わないで。
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花櫻(プロフ) - ひまりさん» ありがとうございます☆素敵な作品だなんて言っていただけて、本当に嬉しいです(*^^*) (2014年12月2日 22時) (
レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - yuyu★さん» ありがとうございます！かなり無理矢理に展開を作ってしまったので、せめて最後だけでも工夫をしなければ…！と（笑）本当にありがとうございます！ (2014年12月2日 22時) (レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - しょーさとさん» ありがとうございます！しょーさとさんには、最初から最後までコメントしていただいて…！T^T本当に励まされました！これからもよろしくお願いします！ (2014年12月2日 22時) (レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 完結おめでとうございます!!とっても素敵なお話でした。新作楽しみに待ってます!!これからも応援してます( ´∀｀) (2014年12月2日 12時) (レス) id: e13dfc568a (このIDを非表示/違反報告)
yuyu★(プロフ) - 完結おめでとうございます！さすがだなぁ,と思いましたっ。プロローグと繋がってるとかすごいなぁ・・・すっごく癒されました♪ (2014年12月2日 5時) (レス) id: 2d5560429c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花櫻
| 作成日時：2014年11月1日 21時
