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Nサイド
必死に、必死に、ゲーム機に食らいつく。
遠くで大野さんと相葉さんが深刻そうな顔をしながら
話しているのが気になるけど
メンバーが三人も揃って話しあったら
さすがに、鈍感な翔ちゃんでも
不自然に思うだろう。
……俺にできることは、何なんだろう。
最近、この事ばかり考えている。
翔ちゃんの手助けを
俺たちは当たり前みたいに思ってやっているけど
…本当に、翔ちゃんの役に立てているのかな？
どれだけ、俺たちが助けても
……目が見えなくなるという事実は
変えられないのに。
ぐるぐると考え続けて
何が正解か分からなくなって…
やけくそになりながら
必死になって、ゲームに没頭した。
・
「うわ、すげぇ〜全部クリアしてんじゃん。」
「っ！？」
突然背後から声が聞こえたと思えば
冷たい頬に、温かい何かがぺたんとくっついた。
「ははっ！びっくりしすぎ。
はい、これ俺の奢りな。」
……声の主は、翔ちゃんだった。
翔ちゃんはいたずらに使ったと思われる缶コーヒーを
俺の手の中に入れる。
それには
優しさを帯びた温かさがあった。
「……ライブ、楽しみだな。」
「…………うん。」
俺が座るキャンプ用のイスにもたれて
翔ちゃんはそっと、俺に話しかける。
気を遣ってくれているのが
顔を見なくても分かった。
「…………ニノ。」
「…ん」
「俺さ………怖いんだよ。」
「…………え？」
ゲームの画面から目を離して
彼の後ろ姿を、初めて見る。
「ニノは…
自分以外の四人とか、スタッフさんとか
お客さん達が目に映るのが
当たり前でしょ？」
「……………うん。」
「もちろん、俺も前まではそうだったよ。
…………でもさ。
突然…本当に突然、見えなくなるんだ。
声は確かに聞こえてんの。
…でもさ、俺の見える狭い視界には
みんながいないんだよ。
すげぇ焦ってさ、探して探して
…やっと見つけて、ほっとするんだよ。」
＿＿＿＿＿それが、今の翔ちゃんの世界。
どれほど恐ろしいんだろう。
どれほど辛くて苦しいんだろう。
…でも、この世界を語る翔ちゃんは
笑っているんだ。
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花櫻(プロフ) - うみほたるさん» ありがとうございます！お互いに頑張りましょうね！(*^^*) (2014年11月1日 19時) (
レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - しょーさとさん» ぎゃー！本当に遅くなってごめんなさい！！もっとマメにコメントチェックします！テスト終わって本当に良かったです(*^◯^*)移行後もよろしくお願いします！ (2014年11月1日 19時) (レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
うみほたる(プロフ) - テストお疲れ様です(〃'▽'〃)いつも楽しみに読んでます♪ (2014年10月31日 23時) (レス) id: e38dc0f865 (このIDを非表示/違反報告)
しょーさと - 花櫻さん» 全然大丈夫です！テスト、良い感じでよかったですね！ごゆっくり♪笑 (2014年10月21日 19時) (レス) id: 7063689e75 (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - しょーさとさん» 返事遅くなりました（汗）テストどれも結構良かったです(*^^*)部活の大会も終わったので、やっと一息つけそうです♪ (2014年10月19日 22時) (レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花櫻
| 作成日時：2014年9月3日 18時
