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Mサイド
「んで、その入ってきたやつってどんな奴だよ」
二人並んでランニングマシンでトレーニングをする。
駿さんは探偵ということもあって、体力が半端じゃない。
俺も負けじとマシーンのスピードを上げるけれど、キツくなってすぐにやめた。
「俺より二つ年上の大学生です。頭もいいしイケメンだから、そりゃもうおばさま方に大人気で」
「ってことは男か。……ふーん」
「聞いてきた割には興味なさそうですね」
「女なら顔見に行こうかなーって思ってさ」
「相変わらずですね」
絵にかいたような女好きっぷりに呆れながら、俺はふと気になったことを聞いてみた。
「……あの、駿さん」
「ん？」
「今週の日曜日、暇ですか？」
「今のところ仕事はないけど……何？」
俺はマシンを止めて、駿さんに向き直った。
人にものを頼むときはこうするのが礼儀だ。
うーん。引き受けてくれるかな。
……えい。こうなったら当たって砕けろ。
「野球、一緒にやっていただけません？」
「……は？」
話は昨日の午後に遡る。
・
「あのっ、『釣りとからあげ』って言ったら何でもやってもらえるってほんとですか！？」
閉店間際。
店の扉の隙間から顔を出して、控えめの小さな声でそう言ったのは、2人の男子高校生と、1人の女子高校生だった。
「……野球の試合で勝てるように協力してほしい？」
その依頼内容を聞いていた俺とニノは同時に首を傾げた。
今までにない依頼だ。どう対処したらいいのか全く分からない。
困惑している俺たちを置いてけぼりにして、
一人の長身の男の子……白尾くんが熱く話し始めた。
「俺たち、高校で野球部に所属しているんです。
グランドは他の部活に取られるから、いつも河川敷の小さな野球コートで練習しているんですけど……
最近、チンピラたちに占領されているんですよ！
なっかなか退いてくれないし！」
「し、白尾くん落ち着いて……」
どうやら大人しい性格らしい江波戸くんが、白尾くんを必死に抑える。
その努力も空しく、今度はマネージャーの樽見さんが立ち上がった。
「それでこの間、チンピラたちに交渉しに行ったんです！
そしたら『今度試合をしてお前らが勝ったら譲ってやる』って！」
なんて物好きなチンピラだよ。
心の中で呟きながら、ニノを見る。
例のない事態に、ニノもすっかり困ってしまっていた。
「大会も近いし、どうしても勝ちたいんです……お願いします！」
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花櫻(プロフ) - ゆいさん» いえいえ、こちらこそありがとうございます！(*^^*) これから少しずつ、5人の過去と繋がりを明らかにしていく予定です(にやり) 更新はゆっくりですが、どうか応援よろしくお願いします！ メリークリスマス！笑 (2016年12月25日 19時) (
レス) id: 69bc2f5e0e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - ゆいです！花櫻さんに覚えていただけて、光栄です！相葉くんの過去と、翔くんがこれからどんな行動に出るのか、とっても気になります！更新楽しみにしてますね！そして‥‥メリークリスマス(^ ^) (2016年12月25日 9時) (レス) id: 2b88837529 (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - ゆいさん» 覚えてますよ〜！笑 コメントありがとうございます(*^^*) 今回のお話の中心は相葉ちゃんです☆ ぜひぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです！ (2016年12月18日 21時) (レス) id: 69bc2f5e0e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 花櫻さん！ゆいです！覚えてますか？（笑）今回もまた愛読者の1人として読ませていただきました！相葉くんにも、いろいろな過去があるようですね‥‥これから5人がどのようにして向き合っていくのか。楽しみにしてますね！！！ (2016年12月18日 19時) (レス) id: 2b88837529 (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - cloverさん» はじめまして！コメントありがとうございます(*^^*) そこまで言っていただけるなんて、とっても嬉しいです…！ 近頃亀更新で本当に焦っていたので、cloverさんの言葉に少し安心しました(´∀｀) 今後もできる限りが 頑張りますので、どうか応援よろしくお願いします！ (2016年11月30日 7時) (レス) id: 69bc2f5e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花櫻
| 作成日時：2016年10月7日 23時
