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Mサイド
【19:49】
「ごめんね〜、ちょっと痛いけど我慢してね〜」
「ぐへっ」
相葉さんが敵の一人のみぞおちに素早く蹴りを入れる。
一瞬ひるんだうちに、俺は素早く警棒を奪い取った。
「な……なんなんだお前ら！？ ぎゃっ」
また一人相葉さんが片づけたところで、俺は敵と荷物の間をすり抜け、船のエンジンを止めた。
波の流れに従うように、船が上下にふわふわと揺れる。
「遅くなってごめんね松潤！ 橋から飛び降りるの、ちょっと怖くてさ〜」
「暴力団と戦うのはリラックス全開の癖に……あんたの恐怖メーターどうなってんだよ」
再びつけたイヤホンからは、待っていたようにニノの声。
『さっき警察に通報しました。あと10分くらいでそっち行きますよ』
「了解。船のエンジン止めたよ」
『グッジョブ。あとは熊田の件ですね』
敵はあと三人。
親玉はさっきから動きもしないけれど、多分怯えて何もできないんだろう。
このまま話をすればいい。
……そう、思っていた。
「＿＿＿動くな。」
親玉が、スイッチを入れたように立ち上がって俺たちに構えたのは……
「……松潤。俺、昨日見たドラマであれ見たんだけど」
「……まあ……たぶん……けっこう間違いなく……銃、だな」
ごくりと唾を飲み込む。
親玉は銃を構えたままじりじりと距離を近づけ、俺たちの二メートルほど前で足を止めた。
「質問に答えろ。……お前たちの目的は？」
「……熊田正義。この名前は知っていますね？」
「…ああ、知っている」
さっきより、慎重に。でも大胆に。
「俺たちはあなた方の情報をたくさん握っています。
……取引です。
俺たちは、あなた方が熊田正義への脅しをやめることを求めます。
もしあなた方が、脅しをやめなければ
俺たちは知っている情報を洗いざらい、警察や周りの人間にばら撒きます」
「ま、松潤……大胆すぎ……」
相葉さんの言葉も構わず、俺なりに精いっぱい踏み込んだつもりだった。
……でも。やばい。まずい。
相手が全く揺らがない。
その銃口は、未だまっすぐに、俺たちへ向けられている。
俺は小さな声でSOSを呼んだ。
「……ニノ。まずいことになった」
『ええ、一応全部こっちに聞こえてます。
警察が着くまで、なんとか耐えられませんか？』
「……大野さんは？ まだ来ないの？」
『それが……さっきから、大野さんが応答しないんですよ』
「はあ！？」
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花櫻(プロフ) - さとさん» ありがとうございます！ 実際持ってるところ想像したらかっこいいですよね〜(´∀｀*) 更新頑張ります☆ (2016年9月24日 22時) (
レス) id: 69bc2f5e0e (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！これからどんどんかっこよくなっていきますよ〜！笑 更新遅くなってしまうかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします♪ (2016年9月24日 22時) (レス) id: 69bc2f5e0e (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - 拳銃持つ翔さんがカッコよすぎるよ(^o^)/ 二宮さんも照れ隠しは半端ない！ 次回も楽しみにしています(^ ^) (2016年9月24日 22時) (レス) id: c9a4fb71b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 今回もとっても面白かったです！少し気まずい雰囲気だった、ニノと翔ちゃんの仲が縮まってよかった〜笑 「背中を守る」なんて、またかっこいい言葉！次も楽しみに待ってますね！ (2016年9月24日 21時) (レス) id: 2b88837529 (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - ひまりさん» ありがとうございます！お久しぶりです♪ 更新遅くなってしまうかもしれませんが、気長ーに待っていただければ嬉しいです笑 よろしくお願いします！ (2016年9月20日 21時) (レス) id: 69bc2f5e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花櫻
| 作成日時：2016年6月6日 23時
