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Sサイド
子供達が出て行ってしばらくして、またノックの音が響く。
「はーい」
小さく返事をすると、開いたドアの隙間からニノの顔が覗いた。
「あれ、ニノ……部活帰り？」
「うん」
ゆっくりと部屋に入ってきたニノは、床に置かれたスポーツバッグや、少し汚れた体操服を着ていた。
「……お父さんと、ちゃんと話した？」
「……うん。ついさっき」
「そっか」
前よりもずっと鋭く、まっすぐな目が俺を捉える。
「……翔ちゃん、ひとつ、聞いてもいい？」
「なに？」
「＿＿＿＿あとどれくらい、生きられるの？」
まっすぐな、まっすぐな目。
「さっきさ、親父と話してる時に、はぐらかされたから。……それなら、直接聞こうと思って」
……あぁ、ニノは、初めて会った時から、随分変わったんだね。
逃げたい現実から、目をそらさないことを決めたんだね。
…………でも俺は、最低な奴で
そんな人の成長を目の当たりにするたびに、思ってしまうんだ。
・
・
・
「＿＿＿＿＿＿来年の桜は、見られない」
俺とみんなは、違うんだって。
「…………っ」
息をのむニノ。……そりゃあ、そうだよね。
「あっ……翔くん！」
智くんの声も聞かず、ベッドから起き上がって
立ち上がれる＿＿＿はずもなく
崩れ落ちるのと同時に、腕に刺さっていたたくさんの管が抜けていって
機械がが倒れる音と、液体が零れる音が混ざり合う。
「翔……ちゃん……」
「…………はは、これが今の俺」
流れ出す少量の血のせいで、白くなった肌がよく映える。
「こんなに弱っちくて……情けない」
機械の音を聞きつけて、看護婦さんたちが慌ててばたばたと駆け込んで来る。
「ニノ……みんなは、呼ばなくていいから……」
緊急事態に、部屋から出されたニノにそう言って
ドアはパタンと閉ざされた。
「……ばか……ちょっとは、体大事にしろよ……」
俺の頭をわしゃわしゃとかき回す智くんの表情は、とても怒っていて、悲しそうで。
「…………ごめんなさい」
＿＿＿＿＿＿あと、少しだから。
心の中で、小さく呟いた。
やがて、その騒ぎが落ち着いた時
汗だくの雅紀と潤が、ドアを勢いよく開けた。
「あれ……ニノ、結局二人、呼んじゃったんだね」
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花櫻(プロフ) - ふうかさん» ありがとうございます…！ メイキングの山コンビが最大級にきゅんきゅんしました（笑）翔くんの衣装がすっごいよかったです♪ (2015年3月8日 22時) (
レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - 花櫻さん» 謝るでしたね（汗）すいません！ (2015年3月8日 1時) (レス) id: 621223be2b (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - 花櫻さん» 誤らなくていいですよ＾＾sakuraのpvの出だしから翔くんが出てきたのでテンション上がりました！メイキングのナレーターは『はじめてのおつかい』の方でしたね！試験お疲れ様です！ (2015年3月8日 1時) (レス) id: 621223be2b (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - あーるさん» ありがとうございます！テスト終わって本当に嬉しいです！更新頑張ります！ (2015年3月7日 23時) (レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - ふうかさん» いつも待たせてしまって、本当にすみません！！せっかくコメントいただいてるのに…！本当にすみません！ pv良かったですね♪山カットが多くて（笑）ピカンチのDVDもゲットしました！めっちゃ良かったです♪ (2015年3月7日 23時) (レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花櫻
| 作成日時：2015年1月8日 22時
