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Mサイド
【爆発まであと 0：31：38】
あれから、順調に2つの爆弾を見つけた。
リーダーと翔さんも1つ見つけたらしく、
これで見つけた爆弾は4つになった。
爆弾は真ん中の階にかたまっていて
どうやら建物の真ん中を爆破すれば、上も下も燃えて全焼すると考えているらしい。
「案外見つかるもんですねぇ」
「ね！ 犯人にもぜんっぜん気づかれないし！」
「嘘つけ。さっきめちゃくちゃ危なかったじゃんか」
爆弾が見つかる度に、どんどん調子に乗ってきている俺たちは
何度か犯人たちに気づかれかけている。
「……そろそろ警戒しないと、やばいかもな」
空気口や換気扇の隙間から覗くと
さっきよりも廊下をうろうろとしている犯人たちが増えてきている。
……どこの階にもいない俺たちを探しているようだ。
「あっ、またみっけ！」
「え、どこ？」
「ほらほら、あそこ。机の上に」
相葉さんが指さしたのは
空気口の向こう側の、ひとつの楽屋。
その机の上には、確かにちかちかと点滅する黒い物体が置かれていた。
「……どうする？ 一回天井降りなきゃいけないけど」
「大丈夫でしょ。全然気づかれてないですし」
そう言ってニノは、通気口の蓋を開けて、楽屋に着地する。
真っ先に降りた相葉さんが、5つ目の爆弾に手を伸ばした時だった。
「……お？」
ニノから預かった相葉さんの携帯が、ポケットの中で震える。
メールかと思って開くと電話で
出ると、案の定翔さんの声が聞こえた。
『もしもし、潤？ 今何階にいる！？』
「え……12階だけど？」
ただ、その声は焦っていて
よく分からずに答えると、携帯の向こうで翔さんの息をのむ音が聞こえた。
『今すぐ違う階に逃げて！』
「え？」
『吉本さんがいる！ スタッフも、ほとんどがその階にいる！』
「…………っ」
＿＿＿バァン！！
翔さんの声と同時に聞こえた
乱暴に扉を開ける音。
まさかと思ってゆっくりと振り返ると
……すぐ目の前に、複数の男たち。
「罠にかかってくれてありがとうございます！ さっすが嵐さん！」
冷やかすように微笑むその男が突きつけたのは、
ぎらりと光るナイフ。
相葉さんと、ニノの動きが止まる。
表情が、固まる。
弾かれ、踏みつぶされた携帯の向こうからは
『潤……ニノ、雅紀！？ おい、返事して＿＿』
最後まで、翔さんが呼ぶ声が聞こえ続けていた。
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山にのあい(プロフ) - すごく感動しました。とても良い作品です泣 (2016年2月22日 16時) (
レス) id: 3c4616375b (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - 彩佑実♪arsさん» ありがとうございます！本番で落ち着いて、いつも通りの自分が出せたらきっと大丈夫ですよ！ 生意気言ってすみません(^_^;) 応援していますね！ (2016年2月18日 16時) (レス) id: 1f16760700 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実♪ars(プロフ) - 合格おめでとうございます！ 私は明日私立、3/3公立なので頑張ります＾＾ 新作楽しみにしています♪ (2016年2月15日 19時) (レス) id: 977b44e406 (このIDを非表示/違反報告)
花櫻(プロフ) - ひなさん» いえいえ！楽しみにしていただけてすごく嬉しいです(*^_^*) 新作もよろしくお願いします！ (2016年2月14日 18時) (レス) id: 268cdfb6c7 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - そうだったんですか汗はやとちりすいません！焦らずやってください(._.`)受験おつかれさまでした(^^) (2016年2月14日 17時) (レス) id: 287a42e902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花櫻
| 作成日時：2015年6月9日 22時
