第160膳 ページ3
ペンギン「……行くなよ……っ……頼むからっ………行くなよっ………!!!」
無我夢中でペンギンさんに立ち向かっていたが我に返る。お互い腕を掴みあった時に、ペンギンさんは涙を流していた。
ペンギン「……っ……こんなケガ……お前にさせたくなかったっ……。本当はこんな試合だってさせたくなかったんだよっ……！」
A『ペンギンさん……。』
ペンギン「バカみてェな事言っちまったけど……っ……あんな事言ったらきっとっ……諦めてくれるかなって思ったっ……。」
ｸﾞｯ……!!!
ペンギンさんの掴んでいる手に力が入る。私はペンギンさんの手によって腕を動かすのが難しくなってしまった。どんなに力を入れても、ほどけなかった。
ペンギン「言っただろっ……お前が行くのは、死にに行くようなもんだってっ……。」
A『ﾊｧ……ﾊｧ……』
死にに行くようなもん……か……。別に
ｻﾞｯ……!!!!
足に重心を掛けて私はペンギンさんを思いきり振り払った。
A『ﾊｧ……ﾊｧ……あの人が死ぬよりはマシです。』
好きな人が死ぬより、好きな人を守って死ねるならそれでいい……。
武術を習って、もう今はこんなに戦えるようになった。最終試合まで来た。
ｸﾞｯ……!!!
A『……!!?』
ペンギンさんは体勢を直し、そして再び私の腕を押さえ始めた。
ペンギン「やめてくれよ頼むからっ……!!本当に行ってお前が死んじまったら俺はっ………俺はどうしたらいいっ……!!!!!?」
ペンギンさんは涙をたくさん溢れ出しながら叫んだ。
こんな風に泣いてるペンギンさんを初めて見た……。私の為に……泣いてくれてるの……？
ペンギン「………っ……ｸﾞｽｯ……」
ペンギンさん……
A『ごめんなさい……。私の事、心配してくれて、ありがとうございます……。
ですが……ごめんなさい……今回は何と言われても引き下がれません。』
自分がこんなにも、わがままで頑固だったなんて思わなかった。そしてこんな迷惑まで掛けて……
でも……こんな頑固になって、引き下がらないぐらい、船長の事想ってたとも思わなかった。
そして初めてなんだ。誰かを守りたいと思ったのは……。
ペンギン「……っ……無理矢理にでもっ……止めるしかねｪのかよっ……！」
ペンギンさんの手にまた力が入る。私はそれに対抗し、立ち向かった。
何と言われようと私は行く……
何としてでも………！
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー食べ物
白玉梅シロップ
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まつあい(プロフ) - エースファンさん» いつもありがとうございます！そうですね、全員能力者だったんです！(ﾟДﾟ)特にウェイポンは一番厄介かもですね！今後も楽しみにしてて下さいね！ (2018年12月10日 21時) (
レス) id: 6f25f1091f (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - まつあいさん» ウェポン達、全員"能力者"だったとは！！驚きましたね。ローと麦わら、ウェポンをボコッボコにして倒してほしいですね！ (2018年12月10日 20時) (レス) id: e428165410 (このIDを非表示/違反報告)
まつあい(プロフ) - チョコミン党さん» どうもですチョコミン党さん！はい、上手く成長を描けてるか不安だったんですが、そう言っていただけてとても嬉しいです！そうですね、ウェイポンには負けて欲しくないですね！ (2018年12月6日 18時) (レス) id: 6f25f1091f (このIDを非表示/違反報告)
チョコミン党 - 夢主ちゃんんんんんん！！！！成長しましたね、段々頼もしくなって感動してます！！！！( ；∀；)ウェイポンなんてぶっ倒してしまえーーーー！！！！ｗ (2018年12月6日 16時) (レス) id: e542230621 (このIDを非表示/違反報告)
まつあい(プロフ) - エースファンさん» いつもありがとうございます！そうですね、ちょっとどこで名前を呼ばせようか自分の中で相当悩みました。（笑）何か呼ばせるタイミング悪くてすみません…(^_^;)ありがとうございます！続きも楽しみにしてて下さい！ (2018年12月6日 16時) (レス) id: 6f25f1091f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつあい | 作成日時：2018年11月25日 15時
