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＊ ページ16
橋本side
さっきのことがあったから
メンバーからは質問攻めにされて
昔のことを全て話した
ステージで踊るAは
13年前の弱々しい感じの女の子ではなくて
歌がめっちゃ上手くて
綺麗で
ダンスがキレキレで
かっこいい女の子になっていた
「ありがとうございました！！」
UNITYの出番が終わりステージ横に
はけると同じくらいの時、俺らもステージ横に向かった
井上「河瀬さん！」
瑞稀がAを呼ぶと
メンバーたちと別れてこっちに走ってきた
「お疲れ様です！」
瑞稀にそう笑顔で言うとこっちに体を向けるA
「……っ…涼くん……」
さっきのステージとは違う
弱々しい声で俺の名前を呼ぶ
橋本「A…やっと会えた……」
俺はなんの戸惑いもなくAを抱きしめた
「涼っ…くん……ｸﾞｽｯ…急にいなくならないでよ…」
俺の胸の中で泣くAに胸が締め付けられる
橋本「ごめんな…ほんと…ごめん…」
俺も我慢していた涙が頬をつたった
13年間ずっと会いたいと思い続けていた彼女
抱きしめた手を少しゆるめるとメンバー達が声をかけてくれる
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作者名：蒼波
| 作成日時：2019年2月6日 17時
