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「おいドン！！」
ｶﾞｯ
そう叫んだレイも殴られた
「！！！」
「…………」
止めなかった俺も同罪
「っ！」
ｺﾞｯ
だから何も言わずに殴られておく
「…ってぇ……」
ドンはこのハウスで1番体がデカいからそれなりに痛いだろうと覚悟はしていたが、痛いものは痛い
「ドン…」
さすがに女の子を殴るのは気が引けたのか、ドンはエマの胸ぐらを掴んで手を振り上げたまま止まっていた
「そんなに『荷物』なのかよ…」
胸ぐらを離し、ドンは顔を覆った
「そんなにお前らにとって俺達は『
「え」
「嘘つく理由くらいわかってるよ」
わかってる、わかってるんだよ
エマは絶対にそんな酷い嘘をつくような人間じゃない
だから余計に自分が弱いんだって
彼等と同等じゃないんだって
そう思わされる
「全て俺達を
＿＿そうだろ？A
息を呑んだエマ
ようやく立ち上がったレイとノーマン
後ろから見守るギルダ
顔を上げられない俺
音がない静かな食堂で、ドンの声が嫌に響いた
「頼ってくれたんじゃねぇのかよって
悔しいっつーか、惨めっつーか
俺達、お前らみたいに出来はよくない
よくない、けど…！
家族だろ、兄弟だろ
少しは
"本当は違うくせに"
"嘘つき"
"裏切り者"
人生２回目の特別な存在
それを隠して生きていく
誰もそんなこと口にしていないのに、俺にはそう聞こえた
ドンとギルダが食堂から出て行っても俺はまだ座り込んでいた
「……そんなつもり………なかったんだけど…私、信じてなかったのかな……あと二人のこと………」
「……けど何言われても覚悟はできてたはずだろ、『全員で逃げる』って時点でよ」
「うん…でも……」
エマとレイの声が聞こえる
"昨夜のこと"が頭から離れない
天秤にかける事はズルかなぁ
確実に生き残れる事は嘘つきかなぁ
じゃあ、
＿＿＿＿＿＿＿とんでもない裏切り者だよ
「…謝ろう」
「「「！！」」」
「
「……うん、そうだね。私、ドンとギルダに謝ってくる！」
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く ぅ は く 。@別垢 - つ、つづきはっっ…？？？？？！恵んでください続きをおおおおおお！！！！(失礼) (2月8日 15時) (
レス) @page38 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - うあぁぁぁぁぁぁぁぁ…好きです…！続き待ってます…！！！ (1月16日 18時) (レス) @page38 id: efeff932b9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - え？！もっと見たいよ〜！！続き出来れば早く書いて欲しい。。。。(早く読みたいだけ) (1月6日 21時) (レス) @page38 id: 16df366cc3 (このIDを非表示/違反報告)
- 速く続きが見たいです! (9月14日 15時) (レス) @page38 id: fdeee94a5f (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 初見です！この作品ほんと面白くて好きです、一晩で全部読んでしまった、、、この先の展開が気になりすぎます、！更新してくださると嬉しいです、、！ (7月22日 2時) (レス) id: a670e33e5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るし | 作成日時：2019年3月1日 21時
