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エマside
「……少なくとも俺は信頼出来ないね。」
Aはその言葉を最後に図書室から去っていった。
私達3人の間に嫌な沈黙が流れる
「…あんなA、初めて見た……」
ポツリと零す。
きっと彼は大切な家族だと言いながらも嘘をつく私達を軽蔑したのだろう
とても冷めきった瞳で、いつもよりトーンの下がった声で、あのノーマンさえも牽制していた
あんなA、生まれてからずっと一緒に過ごしてきたのに全く知らなかった
別人だと思えてしまう程だった。
「……エマ、とりあえず部屋に戻っていて。きっとギルダが不安だと思うから。」
「あ、そっか。」
不意に発せられたノーマンの言葉に何の疑問を抱くことなく納得する。
「じゃ、じゃあ私は先に戻るね…また明日。」
Aが話す前よりかは優しくなったものの、未だに咎めるような視線を寄越すレイから逃げるようにして図書室を出る。
パタン…
トントンと足音を立てて階段を降りる。
＿＿"「エマ、それは覚悟じゃない、逃げだ。」"＿＿
「……逃げ…じゃないよ」
彼に気圧されてすぐに否定は出来なかったけれど、おそらく彼は少し勘違いをしている。
私は、ノーマンは、恨まれるのは辛いけど守りたい皆のためならって嘘をついてる。
たぶんきっと彼には
「…大丈夫、皆分かってくれる。」
皆は自慢の家族だもん
私の大切な家族なんだ、何がなんでも守らなきゃ…！
その晩ギルダと久しぶりにいっぱい話をした。
いっぱい笑った
まるで小さな子供みたいに
一人じゃなかった
やっぱりわかってくれてた
これからは一緒に闘える＿＿＿
そう、心から思えたのに。
カタ…
皆が寝静まった頃、同じく寝ているはずのギルダのベッドから物音がした。
キイ………パタン…
どうして…ギルダ……！
彼女は眼鏡をかけて、部屋から出ていった。
――――――――――――――――――――
――――――――――
「仲間にできたら、次は『情報源』かどうかあぶり出す。手始めに一つ仕掛けてみよう。」
「どうするの？」
天才ノーマンの案を聞き出そうと問う
「ロープの在り処を教える」
「えっ」
「勿論嘘のね」
あっそうだよね、びっくりしたぁ…
ちょっと本気でどうしたのかと思っちゃった
「ドンとギルダそれぞれに別々の場所を伝えるんだ
既にダミーのロープも隠しておいた」
え、はや！
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く ぅ は く 。@別垢 - つ、つづきはっっ…？？？？？！恵んでください続きをおおおおおお！！！！(失礼) (2月8日 15時) (
レス) @page38 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - うあぁぁぁぁぁぁぁぁ…好きです…！続き待ってます…！！！ (1月16日 18時) (レス) @page38 id: efeff932b9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - え？！もっと見たいよ〜！！続き出来れば早く書いて欲しい。。。。(早く読みたいだけ) (1月6日 21時) (レス) @page38 id: 16df366cc3 (このIDを非表示/違反報告)
- 速く続きが見たいです! (9月14日 15時) (レス) @page38 id: fdeee94a5f (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 初見です！この作品ほんと面白くて好きです、一晩で全部読んでしまった、、、この先の展開が気になりすぎます、！更新してくださると嬉しいです、、！ (7月22日 2時) (レス) id: a670e33e5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るし | 作成日時：2019年3月1日 21時
