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とても美味しかった朝食はあっという間に平らげて、今は食後のコーヒーを飲んでいた。
その間、気味が悪い程に会話はなくて、正直気まずさもあったし、緊張もした。









『ところで』







『っ…はい?』








急にかけられた言葉に肩が跳ね、手にしていたカップをテーブルへ置いた。
何となく問われる内容がわかっているせいか、必死に誤魔化し方を考える。









『何故私の名前を知っていたんです?
初めてお会いしたと思うのですが。』








『前にたまたま、見かけたことがあるんです。
何時だったかは覚えてないんですけど、子供に呼ばれていたのを覚えていて。』








あまりにも無理があって隙だらけの答えに沖矢さんは表情を変えることは無かった。
気づいているのか、そうでは無いのかがわかりにくい。






『そうでしたか。随分と記憶力がいいんですね。』







『よく言われます。』








『それと、昨晩何故あのような場所に?』









『知り合いと夕飯を食べた帰りだったんです。何となく散歩をしたくて、遠回りをしてたんです。』








なるべく疑われないように程よく間をあけて話してはみたけど、相手が沖矢さん基赤井秀一だと思うと緊張する。









『ところで、沖矢さんが私を運んで下さったのはわかりますけど、あの時着いたら起こすって言ってませんでした?』









『声をかけようとは思ったのですが、あまりにも心地よさそうに眠っていたので、起こすのも悪いかと思ったんですが、要らない気遣いでしたか?』









『いえいえ、そんなことは言ってませんよ。』








挑発の含まれた言葉。
普段は客観的に見ていたそれを自分に向けられるとこうも腹立たしいのか。
絶対に沖矢昴よりも赤井秀一の方が好きだ。

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未来ーミクー(プロフ) - みちさん» それな (2020年2月6日 14時) (レス) id: 6e3b9846a0 (このIDを非表示/違反報告)
みち - あ"あ"あ"っ…私も主人公ちゃんになりたい…安室さんに会いたい…コナンくんとか平次とか哀ちゃんとか会いたい…黒の組織なりたい… (2019年5月16日 0時) (レス) id: 737d5e15b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花楓 | 作成日時:2019年4月26日 7時

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