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<コナン side>
何かを考えているのかテーブルの一点を見つめ、ぼーっとするお姉さん。
どんどん眉間に皺が寄っていくのを見ると本当に記憶が無いのだろう。と思えてしまう。
不思議な人。
『お待たせしました、苺パフェになります。』
運ばれた苺パフェにも
店員さんの声にも反応しないお姉さん。
まさに、意識ここにあらず といった言葉が当てはまる。
『…何を考えてるんやろうな。』
『…お前は、この人をどう思う?』
『…話してみて、怪しいって思た。
やけど、この様子を見とるとほんまにわかんへんんやろな。
もしこれが演技やったらうますぎるで…。』
『あぁ、それは俺も感じてる。』
もし、演技だとしたらこの人は、組織側だと見てもいいだろう。
『…お姉さん?アイス溶けちゃうよ?』
俺のその言葉がやっと耳に届いたのか、一点を見詰めていた目に光が入る。
『…ぁ…ありがと。』
息が抜けるような笑みを顔に張りつけ、スプーンを手に持ったはいいものの、顔を顰める。
そして、口元を抑え、バッグを持って行ってしまう。
『お、おい!姉ちゃん…!』
服部の呼び掛けが聞こえていたのはわからない。
だが、反応することは無かった。
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未来ーミクー(プロフ) - みちさん» それな (2020年2月6日 14時) (レス) id: 6e3b9846a0 (このIDを非表示/違反報告)
みち - あ"あ"あ"っ…私も主人公ちゃんになりたい…安室さんに会いたい…コナンくんとか平次とか哀ちゃんとか会いたい…黒の組織なりたい… (2019年5月16日 0時) (レス) id: 737d5e15b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花楓 | 作成日時:2019年4月26日 7時