25 ページ25
.
警戒の色を滲ませた目。
『…ねぇ、コナンくんにも隠し事の一つや二つがあると思うんだ。
それと同じように、私だってそうゆうとはある。全てが全て、話さなくちゃいけないことも無いはず。』
強引な言い訳なのは私もわかってる。
『…お姉さんにも何か事情が?』
『まぁね。』
詳しい事は言えないけど、と付け足す。
『なら、詳しいことじゃなくていいから言える範囲の事を教えてよ。』
『…コナンくんは面白いことを言うね。
いいよ、教えてあげる。』
『な、なんや…ようわからんけど、いい方に進んだってことやんな?』
『ちゃんと聞いてたのかよ。』
ため息混じりの呆れた言葉。
完全に、今のコナンくんは工藤新一だ。
***
お会計を済ませた私は、平次くんとコナンくんと共に大型スーパー内にある飲食店ヘ来ていた。
立ち話よりも楽だし、何かを食べながらの方が話しやすそうだと思ったから。
とゆうのはあくまで建前。
本音は私の空腹が限界突破していたからだ。
『…それで、何から話そうか。』
明太パスタをくるくるとフォークで巻き取りながらコナンくんへ目を向ける。
『なんでもいいよ?
お姉さんが話せる範囲の事ならなんでも。』
それが難しいから聞いたんだけど…。
口に運んだ明太パスタを噛みながら私はどこから話そうか考えた。
291人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
未来ーミクー(プロフ) - みちさん» それな (2020年2月6日 14時) (レス) id: 6e3b9846a0 (このIDを非表示/違反報告)
みち - あ"あ"あ"っ…私も主人公ちゃんになりたい…安室さんに会いたい…コナンくんとか平次とか哀ちゃんとか会いたい…黒の組織なりたい… (2019年5月16日 0時) (レス) id: 737d5e15b0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花楓 | 作成日時:2019年4月26日 7時