喋れない少女

遠足…？ ページ17

五条)「乙骨くん復活記念ってことで〜、遠足に行くぞ〜！」
真希)「断る」
野薔薇)「ガキみたいだから嫌だ」
私)『皆さんが行かないなら行きたくないです』
五条)「え、みんな冷たっ」

みなさんと遠足に行くことになりました

野薔薇)「あー、どうでもいい」
真希)「そう言ってやるな」
私)『我慢です』
五条)「え、みんな嫌がり過ぎじゃない？」
そりゃそうでしょ。
中学二年生で遠足なんて
そんなにないですし。
五条)「あ、風花には頼みたいことがあるから」
私)「？」

五条)「実はこのあたりで呪霊が出ててさー」
呪い、消えたのでは？
五条)「ほら、このあたり心霊スポットあるから
　 恐怖が溜まりやすいんだよ」
あぁ。
五条)「だから祓ってほしくてさ〜。僕がやるとちょっとこのあたりが更地になるから」
了解です。
その証拠に五条先生に向かってコクリとうなずいた。
どうやら呪いは信じられないことで弱まり、出にくくなっただけで
実際は恐怖がたまりすぎると出てくるらしいです。
そんな物騒なもの出ないでほしいですけど…

(いましたね)
呪霊)「ｱｿﾞﾎﾞｳﾖｫ、ﾎﾞｸﾞｽﾞﾖｲｶﾞﾗｧ」
何を言っているのかよくわかりません。
遊ぶのは…
少しだけなら良いですよ。
(身体強化３倍、速度３倍)
このくらいじゃないと体が軋むんですよね…
速度と身体強化をなるべく強くかけてから
私は地面を強く踏み込む。
寸前でハサミを大きくして術式を開く。
(術式展開、布切りハサミ)
前の誘拐してきた人とは別で
思いっきり切り刻む。
呪霊)「ｽﾞｷﾞﾊﾎﾞｸﾞﾉﾊﾞﾝﾀﾞﾖｫ」
うるさいですね。
まだ生きてたんですか。
呪霊は私の攻撃を避けて
氷の槍を作り私に投げて攻撃してくる。
そのくらいならよけれますよ、なめられてますかね？
ただ…流石にハサミだと大きすぎて攻撃しづらいですね…
武器を針に変えて再び攻撃態勢に入る。
裁縫セットを持ってきておいてよかったです。
(術式展開、月の中心)
この術式は敵を丸い月として見ることができます。
その中心を針で突く事ができると
大ダメージを与えられます。
その代わり、横から針に攻撃がくると
針が折れてしまうので、敵が二人いる時は使えません。
呪霊)「ｲﾀﾞｲｨｨｨｨ!」
なんとか…祓えましたね…

その後、嫌がる真希さん達と一緒に
遠足を楽しむのであった

呪霊→←番外編〈サバサバ系女子４〉

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す