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佐「明後日からだよな〜？」
キッチンに居る私に投げ掛けられた大ちゃんの問いに頷く。
あっという間に両親が旅行に発つ２日前。
何回か実家に行き旅行の話をしたりご飯を食べたりはしたけど、泊まらずに帰ってきていた。
旅行中はずっと向こうな訳だしね。
…何となく、蓮くんと２人で話すのを避けてしまっていた。
時々視線を感じるから、蓮くんもそんな私の様子に気付いているんだろうけど……ごめんね、と思いながらも自然には振る舞えなくて。
佐「初日行けないけど大丈夫？」
大ちゃんにも日程は告げて、何日かは来てくれるみたい。
学校が休みの前日はラウくんも来るみたいだし、母が“阿部くんは？”なんて言うから阿部ちゃんにも声は掛けた…と言うよりも状況を説明した。
『大丈夫だよ、何でそんなに心配するの』
本当に心配性。
それとも、何となく不安な気持ちが表に出てしまっているんだろうか…
佐「Aも目黒も何か抜けてる気がするから？」
『私、一人でちゃんと暮らせてるのに！』
佐「そ〜なんだけどなぁ(笑)」
にこにこ笑顔の大ちゃんは全く悪気はないみたい。
夕飯は事務所の先輩と済ませたらしい大ちゃんにオレンジジュースを差し出して、自分は温かい紅茶を淹れたカップに口を付ける。
『あ、そうだ。ちゃんと見たの』
佐「何を？」
『SnowManさん…アイドルしてる大ちゃん』
佐「え、マジか…。久々だよな、Aが観たのって」
大ちゃんは視線を逸らして人差し指で頬を掻く。
私に見られたくなかったのかな？と不安になったけど、すぐに視線を合わせて“どうだった？”と聞いてくれた。
『9人のは初めてだね……ふふ、格好良かった。私の知らない大ちゃんを見るのは何か怖かったんだけどね。
私、昔も大ちゃんのダンス好きだったよなぁ〜って思い出した。』
初めてちゃんと踊る大ちゃんを観たのは広いステージで先輩のバックとして踊る姿。
スポットライトを浴びる先輩アイドルさんは輝いていて素敵だったんだけど、その後ろで真剣に踊る大ちゃんに目を奪われた。
感想を求められた私は、素直にそう言うのが何だか恥ずかしくて亀梨くんが格好良かったって言ったんだ。
勿論、それも事実だったんだけどね。
そして、何度か観に行くうちに漠然とだけど居る世界が違うんだと悟ってしまった。
私が“幼馴染みの大ちゃん”しか見ていなかったのは、それからだから……結構長かったなぁ。
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ゆゆ(プロフ) - 純さん» ありがとうございます！本当はもっとあっさり終わる予定だったのに、書いているうちにキャラが勝手に…(実際は文章力の問題)。もう少しお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2019年10月22日 19時) (
レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 更新楽しみしてます！！オチどっちなのかめっちゃ気になります！わたし的にさっくんが、、、、これからも楽しみにしてます！ (2019年10月21日 20時) (レス) id: d3ea9b51f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 鈴蘭さん» ありがとうございます！マイペースながら更新していきたいなと思っています。ピュア感が出せるか分かりませんが、上手いこと流れに組み込めたら良いなと思います。 (2019年10月13日 14時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - とても面白くて続きが楽しみです！ちょっとピュアな流れが見たいです。無理せずマイペースに更新お願いします!! (2019年10月12日 15時) (レス) id: fb3e710945 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！はたして私が甘いのを書けるのか疑わしいところですが話の流れでご希望に添える事が出来そうであれば挑戦してみます← (2019年10月11日 20時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2019年9月8日 11時
