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“──俺が安心するから、ちゃんと隣に居て”
本当は私の為なのに、自分が安心したいが為のような言い方をする。
そうすれば私が断れないのを知っているからか、それとも申し訳なさを感じないようにか……どちらにしても大ちゃんの優しさなのは分かっている。
こういう時は大抵ありがとうと告げても、
何が？と返されてしまうので大人しく隣を歩く。
手が触れてしまいそうで触れない距離…
……今更変に意識するような事ではないけど。
佐「あ！ふっかさぁ、ママなんだよ」
『はい？』
唐突過ぎる発言に完全に私の頭上にはハテナが浮かんだが、ラウくんがママと呼んでいた事を思い出す。
『何でママなの？』
佐「さぁ…、でもメンバー内にラウールのパパママ的存在が居るわけ」
『ふっかさんがママ……
ちょっと解っちゃうような気もする(笑)』
ラウくんを引きずるように連れ帰ったふっかさんの姿を思い出して笑ってしまう。
確かに翌日の学校の心配をしている辺りママ的な感じなのかな…雰囲気も柔らかくて、話してる感じも優しかったし……
なんて思っていると、ぽん と軽く頭に手が置かれ、控え目に軽く撫でて離れていく。
反射的に大ちゃんの方を見れば優しげな微笑み。
『え、なぁに？』
佐「何でもな〜い」
にゃはは、と独特な笑い方。
不思議と安心する笑い声だなと、いつも思う。
『ふっかさんも言ってたけど、今日の大ちゃん変じゃない？』
佐「な、何を言ってるんだ！？そんな事ない、普段通りのはずだ！」
両手を広げオーバーアクションで海外通販の吹替えか！ってくらいわざとらしく喋る大ちゃんの肩を軽く叩く。
『そうですか〜、じゃあ大ちゃんは普段から変って事ね！しっかり覚えとく』
佐「えぇ〜、待ってくれよAたん！それは嫌だ〜！！」
『Aたんって呼ぶな！』
佐「そんなぁ、Aたぁ〜ん……」
くだらない会話で顔を見合わせ、思わず同時に吹き出して笑い合う。
かと思えば、不意に真面目な表情で真っ直ぐな視線で射抜くから困惑してしまう。
佐「…変だったのかも。ふっかも心配して、ご飯誘ってくれたんだよ。でも……」
『……でも？』
佐「Aとこうして話してたら普通になる」
『うん？』
いまいち話の本質が掴めなくて首を傾げて問い掛けると、いつもの笑顔に戻る。
佐「ありがとうってこと！」
…そう言いたいのは私の方なんだけどなぁ。
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ゆゆ(プロフ) - 純さん» ありがとうございます！本当はもっとあっさり終わる予定だったのに、書いているうちにキャラが勝手に…(実際は文章力の問題)。もう少しお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2019年10月22日 19時) (
レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 更新楽しみしてます！！オチどっちなのかめっちゃ気になります！わたし的にさっくんが、、、、これからも楽しみにしてます！ (2019年10月21日 20時) (レス) id: d3ea9b51f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 鈴蘭さん» ありがとうございます！マイペースながら更新していきたいなと思っています。ピュア感が出せるか分かりませんが、上手いこと流れに組み込めたら良いなと思います。 (2019年10月13日 14時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - とても面白くて続きが楽しみです！ちょっとピュアな流れが見たいです。無理せずマイペースに更新お願いします!! (2019年10月12日 15時) (レス) id: fb3e710945 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！はたして私が甘いのを書けるのか疑わしいところですが話の流れでご希望に添える事が出来そうであれば挑戦してみます← (2019年10月11日 20時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2019年9月8日 11時
