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Side- Ryohei
まだ見慣れてない、隣で笑っているAちゃんのボーイッシュな格好。
今は個室の店だからキャップは脱いでるけど、大きめのパーカーは今までとは違う印象。
その理由は佐久間と朝から遊んでいたかららしい。
俺も誘ってくれればいいのに…って言えば、久し振りのデートだから駄目なんて笑いながら言う。
どういうつもりで言ってるの？
いつもそういう事を笑いながら言ってると、いざって時に冗談にしか聞こえないんだからね。
実際、Aちゃんは佐久間のその言葉を笑って聞いてる訳だし。
無自覚って怖いよね。
きっと自分の気持ちにまだ気付いていない佐久間を見て盛大に溜息を吐いた。
『阿部ちゃん？』
相手が佐久間じゃなければ、
気付かないうちに……なんて思っていたかな…
そんな考えを振り払うように、
俺の気持ちを知るはずもないAちゃんには
なんでもないよ、の意を込めて、
少し大袈裟に首を横に振った。
阿「たまには俺とも遊んでくれなきゃ拗ねちゃうぞ」
わざとらしく頬を膨らまして拗ねたように言う。
あざといでも何とでも言ってくれ。
──────
店を出て３人で並んで歩く。
実家に帰るって言うAちゃんを送っていく気満々の俺ら。
佐「あれ？あれ目黒じゃね？」
『え……？』
佐「お〜いっ！」
突然 佐久間が指差した先には目黒。
ああ、身長高いから目立つよね。佐久間も大声出すと目立つから止めろって、本当。
蓮「ちょっ、うるさいんで止めて下さい」
小走りで近寄った佐久間に目黒が苦笑いで注意する。
それでも遭遇を喜ぶテンション高い佐久間に呆れてるとギュッと服の裾を引っ張られる。
佐「あ、これメンバーの目黒！」
蓮「これってなんすか、これって」
Aちゃんの様子に気付かない佐久間は普通に紹介すると、一歩後ろに下がり俺の腕にしがみつく。
佐「こちらは…
阿「佐久間、」
普通なら自分から挨拶しそうな彼女が何だか躊躇っているように思えて佐久間の言葉を止める。
『同じグループだったんだね』
少し遠慮気味にそう発したAちゃんを見て、目黒は微笑んだ。
蓮「阿部くん、Aちゃんは俺が送ってくんで大丈夫です」
佐「え？」
阿「は？」
Aちゃんの腕を掴んで引寄せる目黒。
『ちょっと、蓮くん！？』
蓮「俺、夕飯食いそびれたから約束のアレ、作って」
じゃ、と俺らに手を上げて彼女を連れ去っていった。
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ゆゆ(プロフ) - 純さん» ありがとうございます！本当はもっとあっさり終わる予定だったのに、書いているうちにキャラが勝手に…(実際は文章力の問題)。もう少しお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2019年10月22日 19時) (
レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 更新楽しみしてます！！オチどっちなのかめっちゃ気になります！わたし的にさっくんが、、、、これからも楽しみにしてます！ (2019年10月21日 20時) (レス) id: d3ea9b51f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 鈴蘭さん» ありがとうございます！マイペースながら更新していきたいなと思っています。ピュア感が出せるか分かりませんが、上手いこと流れに組み込めたら良いなと思います。 (2019年10月13日 14時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - とても面白くて続きが楽しみです！ちょっとピュアな流れが見たいです。無理せずマイペースに更新お願いします!! (2019年10月12日 15時) (レス) id: fb3e710945 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！はたして私が甘いのを書けるのか疑わしいところですが話の流れでご希望に添える事が出来そうであれば挑戦してみます← (2019年10月11日 20時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2019年9月8日 11時
